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【乗り替わり勝負度チェック!】オールカマー2023 コースの達人がテン乗りの相棒の切れ味を存分に引き出す!

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【乗り替わり勝負度チェック!】オールカマー2023 コースの達人がテン乗りの相棒の切れ味を存分に引き出す!

当企画のコンセプトにつきましては、コチラにてご確認ください。今週も“勝ち逃げ馬券師”新良武志氏に、注目の乗り替わりをピックアップしてもらいます。
※データは2020年以降の結果をもとに集計


編集部(以下、編) 日曜日には、阪神で神戸新聞杯、中山でオールカマーが行われます。

新良(以下、新) G1が近づいてきている。そんな印象ですね。

編 春のクラシック上位好走馬にG1馬にと、両レースともに楽しみなメンバーが揃いました。


新 権利や賞金を取りにきているのか、それともあくまで叩き台なのか、という見極めが鍵になりそうです。

編 そういったあたりも踏まえつつ、推奨できる乗り替わりを挙げていただきたいと思います。どちらを狙っていきましょうか?

新 神戸新聞杯は継続騎乗の層が厚そうなので、オールカマーを取り上げます。

編 承知しました。早速、結論をお聞かせいただけますか?

新 川田将雅騎手から戸崎圭太騎手に乗り替わる⑧ゼッフィーロを狙います。

編 けっこう攻めますねぇ。重賞勝ち馬がズラリと揃うなか、まだオープンすら勝ったことのない馬を取り上げるとは。

新 実績では見劣りしますが、チャンスはあると思いますよ。このレースで求めらる適性にピッタリ合致しますから。

編 レースで求められる適性? それはなんでしょうか。


新 瞬発力、一瞬の切れる脚。こういう武器を持っている馬が、活躍する傾向にあります。

編 確かに、結果を振り返ると上がり最速の馬が勝つケースが多いですね。しかもここ3年は連続して牝馬が上がり最速で勝っています。

新 ご指摘の通り、その事実がオールカマーで求められる適性を如実に示しています。本番に向けた前哨戦だけあって、ペースが緩むことが多いんです。だから、切れ味勝負になりやすい。

編 近年牝馬が優勢なのは、そういう背景も影響しているんですね。

新 私はそう考えています。同じコースでも、スタミナ色の強いタイプが活躍するレースもありますが、オールカマーは番組の時期的に、スタミナよりも瞬発力が問われるレースになっているということなんでしょう。

編 そこで浮上してくるのがゼッフィーロであると。

新 その通りです。ゼッフィーロは現在のところ4戦連続で上がり最速の競馬をしています。終いの切れ味には安定感があると考えていいでしょう。牡馬ですが、馬体重は標準サイズで不器用なタイプでもありません。

編 まさに、オールカマー向きのタイプといえそうですね。


新 そうなんです。そしてそこに、戸崎騎手という最強の援軍が加わります。戸崎騎手の中山芝2200mにおけるコース勝率は18.8%で、単勝回収率は127%。今回のメンバーでは、最も信頼できる騎手と評価できるんです。

編 それは心強い。3年前にはセンテリュオで制していますし、このレースに対していいイメージを持っていそうですよね。

新 私も同感です。ゼッフィーロは切れる脚を持っていますが、前走の目黒記念のように最後方に近いポジションでは、コース形態やメンバー的に差し損ねる可能性が高いと思います。鞍上はテン乗りですが、おそらくそのことを意識して、ある程度前目のポジションを取って直線勝負に出てくるでしょう。

編 そんな理想的な展開に持ち込めるといいのですが……。

新 競走中止からの復帰戦となるタイトルホルダーは、無理にハイペースの競馬に持ち込まないはずです。自由度の高い8番枠ですし、ペースが緩めばおのずと好ポジションにつけられるとみています。

編 メンバーが揃いましたので、人気的にはかなり面白い狙い目になります。

新 まだG1でどうこうというレベルの馬ではないので、ここに全力投球で臨んでくるのではないでしょうか。目標が先にある実績馬たちを、まとめてなぎ倒してほしいです。


★その他の注目乗り替わり★
阪神9R ①ミッキーゴージャス斎藤新川田将雅
阪神10R ⑭ヤクシマ池添謙一坂井瑠星
阪神11R ⑥サヴォーナ田辺裕信池添謙一



【プロフィール】
新良武志(しんら・たけし)
かつてはどこにでもいる競馬ファンの1人だったが、データベースソフト【TARGET】との出合いを経て、眠っていた馬券師としての素質が開花。騎手・種牡馬にウマニティU指数を組み合わせた独自のデータ活用術を考案し、常勝スタイルを確立させる。2015年秋にメディアデビュー。雑誌、WEBを中心に精力的に予想家活動を行っている。著書に『毎日コツコツ勝ち逃げリーマン馬券術』(ベストセラーズ)、『ジョッキー未来予測2019』(秀和システム)。

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