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ウマニティプロ予想家・霧が、今週の重賞出走馬の中から、特に的中への鍵を握りそうな1頭にフォーカス。指数・血統・調教を中心とした“予想的イマジネーション”で掘り下げていきます。
【コンシリエーレ】
ここまで8戦、全てダートを使われ(5.0.2.1)。
前走のさきたま杯で初めて馬券圏内を外したものの、”底を見せた”とは全く思えない戦績の持ち主。
父はダート馬を多く出しているドレフォンで、半姉のエスメラルディーナは地方交流重賞の関東オークスの勝ち馬。そして何よりも、本馬自身が550kgを軽く超える超大型馬。これはもう、どこからどう見ても重戦車。ダート馬そのものと言って差し支えない存在だ。
……が、そんな彼が次走に選んできたのは、なんと芝の重賞・関屋記念。確かにマイル戦では非常に安定している馬だが、それはあくまでもダートでの話。果たしてこの挑戦は吉と出るのか、いつも通りに掘り下げて考えていきたい。
まず指数面だが、昨秋11月の復帰戦で刻んだ数字は、2勝クラスでありながらオープンレベルの優秀なもの。続く3勝クラスもリステッドのオアシスSも、同等のパフォーマンスを発揮して連勝を決めている。重賞で安定して勝ち負けになるレベルにまでは至っていないが、相手や条件、展開次第では好勝負可能な水準で、仮に芝で同じだけ走れれば圏内候補の1頭に名を連ねても良さそうだ。
問題は適性があるのかどうか。
血統や馬体からダートの印象が限りなく強いのは仕方のないところだが、母系の血統に一筋の光明がある。この母系から出た馬は、想像以上に芝適性が高いのだ。
まず、前述した半姉エスメラルディーナは、確かに関東オークスの勝ち馬であるのだが、それ以前に芝レースであるジュニアカップとフィリーズレビューで好走している馬でもある。関東オークスにしても、この年は悪天候のためかなり脚抜きの良い不良馬場で行われていた。それ以降、普通の状態のダートで勝てたのはレベルに疑問符のつく韓国のレースのみで、国内では全く通用せず。本質的には芝向きのマイラーに近いタイプだったのではという印象が強い。初仔のアリーヴォがダートデビューで惨敗を喫してから芝に転じ、重賞を勝つまでになったのも必然だったのかもしれない。
同じく半姉のアズールムーンもまた、早期に芝で連勝を決めるなど、最初から芝適性を見せていた。500kgを超える大型馬で、父もダート寄りのイメージが強いマリブムーンだったにも関わらず、ダートでは大きくパフォーマンスを落とすシーンが目立った。
こうした2頭の姉や甥の戦績から、“基本的には芝志向の強い血統だが、軽いダートでなら走れる”というイメージが湧く。
これを本馬に当てはめてみると、5勝のうち4勝が、ダートの中では“軽い”と表現されることが多い東京のダート。残る1勝も脚抜きの良い馬場でのもので、“重い”と表現されることの多い地方のダートではかなり前から離されて負けている。確かにイメージ通りだ。
実戦や調教における走り方を見ても、超大型のダート馬にありがちなドッスンドッスンとしたフットワークとはまるで違う、見方によっては逆にパワーを感じさせないフットワークに映る。父のドレフォンも、芝志向の強い母系からは素直に芝馬を出すので、本馬も“隠れ芝馬”である可能性は否定できない。
陣営もこうした可能性を意識しているのか、今回の出走を“面白いチャレンジ”と表現。暑い時期でもしっかりと本数をこなし、バランスの良い調教が積めているように映る。1週前にはしっかり一杯に追ってきたし、あとは最終追い切りでそこそこの負荷がかかれば仕上がりに問題はないだろう。
ここまでダート馬らしい馬が、挑戦してみたら芝馬でした!という豪快なイメージブレイクがあるのかどうか、その走りをレースでしっかりと確かめたい。
※来週の当記事は、筆者都合により休載いたします。ご了承下さい。
○霧(きり)プロフィール
ウマニティ公認プロ予想家。レース研究で培った独自の血統イメージに加え、レース戦績や指数等から各馬の力関係・適性を割り出す”予想界のファンタジスタ”。2023年1月には、長年の活躍が認められ殿堂プロ入りを果たす。
⇒気になる最終結論は、レース当日のプロ予想MAXでチェック!
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