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18日の中山11Rで行われたフラワーカップ(GⅢ、芝1800メートル)は、ミルコ・デムーロ騎手(44)=栗東・フリー=とコンビを組んだ2番人気のエミューが後方待機から豪快に差し切り、重賞初制覇を果たした。今後は桜花賞(4月9日、阪神、GⅠ、芝1600メートル)を目標に調整される。
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どろんこ馬場もお構いなしだ。フラワーCを制したのは、同舞台で行われたデイジー賞の勝ち馬エミュー。道中は後方2番手を追走したが、4コーナーで大外から豪快に進出すると、414キロの小さな馬体を弾ませて一気に差し切った。
「レース前に先生(和田正一郎調教師)と相談して、馬の気持ちを大事に乗りました。直線に向いてからの脚が(他の馬たちと)全然違いました。小さい馬ですが心が大きいです」
今年の重賞初制覇を飾ったミルコ・デムーロ騎手は、初コンビのパートナーをたたえた。
和田郎調教師も「ジョッキーのリードが良かったですし、エミュー自身もよく頑張ってくれました。緩い馬場をものともせず走ってくれました」と、期待馬の奮闘に頰を緩めた。飛ぶ鳥を落とす勢いよろしく、次は桜花賞でGⅠ取りを狙う。
■エミュー 父ハービンジャー、母スーリール、母の父スペシャルウィーク。鹿毛の牝3歳。美浦・和田正一郎厩舎所属。株式会社ノースヒルズの生産馬。馬主は(株)ノースヒルズ。戦績6戦3勝。獲得賞金5530万4000円。重賞初勝利。フラワーCは和田正一郎調教師が初勝利。ミルコ・デムーロ騎手は2018年カンタービレに次いで2勝目。馬名は「感動した(仏)」。
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