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サマーマイルシリーズ第3戦、関屋記念の追い切りが東西トレセンで行われた。美浦では、1番人気8着の安田記念から反撃を期すイルーシヴパンサーが、Wコースの併せ馬で1馬身の先着。手綱を取った新パートナーの岩田望騎手も好感触を得ており、サンスポ調教評価は最高の『S』となった。
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真夏の新潟で、秋の大舞台へ弾みをつける走りが期待される。 2年前に新馬勝ちした新潟マイルで再スタートだ!! 1番人気に支持された安田記念で8着に終わり、連勝が〝4〟で止まったイルーシヴパンサーは、新コンビを組む岩田望騎手を背に美浦Wコースで6ハロン81秒1の好時計。反撃態勢を整えて、サンスポ調教評価は堂々の『S』となった。
僚馬ルークズネスト(OP)を3馬身追走する形でスタートし、1ハロンごとに滑らかな加速でペースアップ。4コーナーで進路を内に取ると、鞍上のアクションに呼応して脚を伸ばし、ゴールでは1馬身先着。ラスト1ハロンは12秒0の数字以上に迫力満点だ。
岩田望騎手も「操縦性が良くて反応が早い。(最後で)手前を替えられなかったので、そこは確かめられなかったが、指示通りいい感じでした」と好感触で、「切れるタイプなので新潟の長い直線はいいと思います。せっかくもらったチャンスなので生かしたいですね」とレースへの期待度を高めている。
安田記念は前半800メートル通過が46秒7とGⅠにしては遅い流れの中、4コーナー最後方という位置取り。メンバー最速タイの32秒6の豪脚を繰り出したが、さすがに8着が精いっぱいだった。それでも着差はわずか0秒2。そこから斤量が2キロ軽くなるGⅢなら、主役の座は譲れない。
「初めてのGⅠで流れなどいろいろ敗因はあるが、マイル路線は次々に強い馬が出てきて層が厚くなっているしね。前走後はここを目標にきて、この暑さの中、順調に調教メニューをこなしてきたのが何より。改めてここで結果を出せればと思っています」
久保田調教師も力を込める。真夏のマイル決戦を制して秋は再びGⅠへ―。日本一長い新潟外回りの直線で、イルーシヴパンサーが末脚を爆発させる。
★関屋記念の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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