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昨年のサマーマイル王者ウインカーネリアンがGⅢで反撃態勢だ。31日は三浦騎手を背に美浦坂路を登坂。鹿戸調教師は「15─15(1ハロン15秒ペース)で1本。ちょっとまだ体に余裕があるかな。時期的に絞りづらいけど、中間はプールにも入れているし、ゲート練習もして、順調にきています」とうなずいた。
昨年は長期休養から復帰し、3連勝で関屋記念を制覇。しかし、前走のマイルCSは12着に敗れた。「流れには乗っていたけど、スタートが少し遅かったし、メンバーも強かったかな」とトレーナーは敗因を分析する。ゲート内で立ち上がり発走調教再審査の処分も受けたため、今回は対策としてパシファイアーを着用。「中にいるのが嫌なのか、集中しすぎると立ち上がってしまうから、しすぎないように。着けていないときと調教の動きは変わらないから、レースでも着けます」と手応えを感じている。
「(関屋記念で)左回りでも勝っているし、速い時計にも対応できていた。東京コースも問題ないと思う。前々で運ぶのが理想ですね」とトレーナー。新たな武器を身に着けたカーネリアンが、サマーマイル王者の意地を見せる。(三浦凪沙)
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