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◆エクランドール(1月31日、東京新馬、芝1800メートル)=美・手塚、牝、父ディープインパクト、母リュヌドール、母の父グリーンチューン
前半5ハロンが1分4秒4の超スローペースでも、中団馬群でルメール騎手が促しながらの追走だったが、直線ではさすが超良血馬という瞬発力を披露。先に抜け出した2着馬をハナ差捕らえた。全体時計の1分51秒0は平凡でも、レースのラスト2ハロンが10秒9-11秒1の超速ラップでハイレベルな内容だった。
まるでゴール板を知っているかのような差し切りは、GI3勝が全てタイム差なしだった全兄フィエールマンと重なるもの。430キロと体は小さいが、フットワークの伸びが良く、兄をコンパクトにしたような印象だ。
ルメール騎手は「だんだんと加速するいい脚を使ってくれた」とジャッジ。手塚調教師も「能力があるから上のクラスでも通用すると思う」と確信している。レースぶりからも、長めの距離が主戦場となりそうだ。この一族は体質面が弱く、コンスタントに使い込めない傾向にあるが、そのイメージを覆すような馬に育ってほしい。 (板津雄志)
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