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【菊花賞】福永騎手独占手記 コントレイル無敗3冠「何としても達成」


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【菊花賞】福永騎手独占手記 コントレイル無敗3冠「何としても達成」 |競馬ニュース|ウマニティ

 今週も日本競馬界に新たな歴史が刻まれる。クラシック3冠最終戦の菊花賞が25日、京都競馬場で行われる。史上8頭目、無敗では3頭目の皐月賞日本ダービー菊花賞全制覇を狙うコントレイル(栗東・矢作芳人厩舎、牡)に騎乗する福永祐一騎手(43)=栗東・フリー=が、本紙コラム「新ユーイチが行く」特別編として独占手記を寄せた。先週の秋華賞を制したデアリングタクトに続く、無敗の3冠馬誕生へ-。注目の大一番を前にした現在の心境を語る。 



 レースが待ち遠しい。それが今の気持ちです。これまでもその時々で充実した騎手生活を送ってきましたが、とてもいい環境で仕事ができていると感じている中で、コントレイルと出合いました。今では騎手として生活する上でコントレイルが中心にいて、競馬のことを考えるときには必ずその存在があります。これまでにはない経験で、幸せなことだと感じています。

 秋初戦の神戸新聞杯。1週前追い切りに騎乗したときに、後肢の使い方が良くなってストライドが伸びるようになり、躍動感が増していたので、レースでどんな走りができるのかを楽しみにしていました。フルゲート18頭の〔1〕枠(2)番。決して簡単なレースではなかったですが、結果的にはスムーズな競馬で、余力を残して勝つことができました。

 その中で春との違いを感じたのは、ゴーサインを出してから加速するまでの反応の速さです。後肢の使い方が良くなったことが、反応の良さにつながっているのだと思います。また、1~2コーナーで他馬と少し接触したときに、むきになりそうな雰囲気があったのですが、すぐに収まりました。パドックでも落ち着きがあって、いろんなことを分かってきているのはいい傾向ですね。

 初めてになる3000メートルの距離に関しては「走ってみないと分からない」というのが正直なところです。ただ、それをこなせる下地はあります。2歳時は折り合い面に少し不安がありましたが、皐月賞日本ダービー、前走と上手に走れていて、今は何の心配もありません。

 また、京都芝3000メートルは3コーナー過ぎからの下り坂を2回走る難しいコース設定で、バランスよく走れないと上手に坂を下ることはできません。コントレイルはうまくバランスを取って走れるので、そこに関しても不安はありません。どんな競馬にも対応できるように陣営と取り組んできたことが、ここでも生きると思います。

 『3冠』は特別な称号です。フレーズを聞いて思い浮かぶのは、ディープインパクトですね。2005年の菊花賞当日は京都で騎乗していて、1Rから地鳴りのような声援にスタンドが震えているようでした。あの日は本当にすごかったです。当時は皐月賞日本ダービーも勝っていなかったので、「いつかは自分も」とは考えもしませんでしたが…。

 あれから15年。待ち望んでいた怪物級の馬と巡り合うことができました。父のディープインパクト以来となる、無敗での3冠達成。オーナーだけでなく、ファンからの大きな期待も感じています。何としても達成して、次のステージに向かいたいですね。 (JRA騎手)



 ■福永祐一(ふくなが・ゆういち)・・・1976(昭和51)年12月9日生まれ、43歳。滋賀県出身。栗東・北橋厩舎所属で96年3月にデビュー。同年53勝で最多勝利新人騎手に輝き、2011、13年にJRAリーディング獲得。JRA通算2365勝。JRA重賞はGI27勝を含む144勝。1メートル60、52キロ。週末の競馬開催日に本紙でコラム「新ユーイチが行く」を連載中。



 ★19日のコントレイル・・・全休日のこの日は、滋賀県・栗東トレセンの自厩舎で静養した。前日18日には、重馬場の坂路で4ハロン59秒6を計時。金羅助手は「かなり馬場が悪かったけど、道中の我慢も利いていたし、バランス良く走っていました。先週に福永さんが乗ってスイッチが入ってきていますが、カイバも食べているし状態は問題ないです」と順調さを伝えた。



 ★・・・競馬の3冠 競馬の母国イギリスを手本として、牡馬は皐月賞(中山、芝2000メートル)、日本ダービー(東京、芝2400メートル)、菊花賞(京都、芝3000メートル)のGI3戦を「クラシック3冠レース」と呼ぶ。3歳(牡・牝)しか出走できず、競走馬にとってチャンスは一生に一度。この3戦全て勝つと「3冠馬」と呼ばれ、3冠路線が整備された1939年以降で7頭が達成している。

 一方、牝馬限定では桜花賞(阪神、芝1600メートル)、オークス(東京、芝2400メートル)のクラシック2戦と秋華賞(京都、芝2000メートル、76~95年まではエリザベス女王杯)が「牝馬3冠」と呼ばれ、先週はデアリングタクトが史上6頭目、無敗では初の牝馬3冠馬に輝いた。

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