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【マリーンC】レース展望

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 17日(水)に船橋競馬場で、牝馬重賞の第23回マリーンC(交流GIII、3歳以上オープン、牝馬、別定、ダート・左1600メートル)が行われる。創設以降、最少頭数となる8頭立てになったものの、JRA勢3頭はいずれも交流重賞Vの実績があり、迎え撃つ南関勢も強力なラインナップ。“少数精鋭”のメンバー構成となった注目の一戦を展望していきたい。



★自分の形に持ち込めれば強いアイアンテーラー

 “3本の矢”で挑むJRA勢の中でも一番手に取り上げたいのは、昨年末に今回と同じ船橋競馬場で行われたクイーン賞(交流GIII)を、2着のサルサディオーネ以下に3馬身差をつける完勝を果たしているアイアンテーラー(栗東・飯田雄三厩舎、5歳)。

 重賞初制覇を決めたクイーン賞は、雨上がりで水が浮くほどの不良馬場。先頭、2番手に位置した2頭がそのままワン・ツーを決めただけに馬場状態に恵まれたという見方もできるが、これまでの成績を見てもわかるとおり、先手を取り切れればとにかく渋太い走りをする。

 チークスやラーゴブルーといった強力な同型馬が内に入っており、マイル戦も初体験になるだけに序盤の展開が上位進出のカギを握るが、自分の形に持ち込めれば粘り込む可能性が十分にある。「相手の出方もあるけど、スピードがある馬なので1600mにも対応できると思います」と語る浜中騎手の手綱捌きにも期待したいところだ。

★“安定感”では自在性あるオウケンビリーヴが一歩リード

 昨夏に牡馬混合のクラスターC(交流GIII)を制した実績があるオウケンビリーヴ(栗東・安田隆行厩舎、6歳)は、先行しても差しても力を出し切れるように展開に左右されない自在性があり、安定感ではJRA勢の中でも一歩リードしている。

 これまで交流重賞は3戦してスパーキングレディーC(交流GIII)2着、クラスターC1着、オーバルスプリント(交流GIII)2着といずれも連に絡んでいるように、地方の馬場に対する不安はない。初参戦となる船橋競馬場でも、問題なく力を発揮してくれるだろう。

 不安点を挙げるなら、勝ち星を挙げた距離が1200~1400mに限られる点だが、2着に惜敗したとはいえスパーキングレディーCでは克服したといえる走りを見せており、コンビを組む北村友一騎手も「1600mはベストの距離とは言えませんが、地方の小回りならうまく立ち回れれば、こなせると思います」と語っている。

 メンバー構成を見ると、激しくなりそうな先行争いを中団で見ながら進める形になりそうだが、しっかり脚を溜めることができれば、最後の直線で一気に浮上してくるシーンがありそうだ。



★2戦2勝の地方マイルで復活を遂げたいリエノテソーロ

 昨秋以降はレディスプレリュード(交流GII)9着、JBCレディスクラシック(交流GI)13着、ターコイズS(GIII)16着と苦戦が続いているものの、これまで2戦2勝と負けのない地方マイルで復活のきっかけを掴みたいのが、リエノテソーロ(美浦・武井亮厩舎、5歳)だ。

 デビュー4連勝で全日本2歳優駿(交流GI)を制覇。その他にも2016年エーデルワイス賞(交流GIII)、2018年スパーキングレディーC(交流GIII)も制しているように、実績面ではナンバーワンの存在といえる。

 近走は芝の重賞に再挑戦したり、1800mの距離を使ったりと試行錯誤が続いたが、これまで最も結果が出ているダートのマイル戦に戻ることで、ガラリ一変が期待できないものだろうか。

 管理する武井師も「少し太めに感じるけど、調教の動きからは問題ありません。体調面は間違いなく昨秋よりも良くなっています。相手関係や舞台設定を考えれば、ここはベスト条件。楽しみにしています」と手応えを感じている様子で、本来の走りを披露してくれる可能性が高そうだ。

★南関東への移籍で“覚醒”したラーゴブルー

 3頭のJRA勢を迎え撃つ地元の南関勢は5頭で挑む。中でも上位の存在なのは、JRAでは6戦未勝利に終わり移籍を余儀なくされたものの、南関東では重賞2勝を含む【8.2.0.1】という圧倒的な成績を残しているラーゴブルー(川崎・内田勝義厩舎、5歳)だ。

 唯一の着外が、JRA勢を相手にした昨夏のスパーキングレディーC(交流GIII)だが、スタートで大きく躓いて本来の先行策が取れなかったことを考えれば、6着でも仕方がないところ。

 昨年末の東京シンデレラマイル(SIII)以来、3カ月半ぶりの実戦だけに当日の気配はチェックしたいが、自分の形で走れればここでも通用していいのではないか。内外に並んだ同型のチークス、アイアンテーラーとの兼ね合いがカギとなるが、好位からでも力を出せるだけに問題ないだろう。



★一気の相手強化となるチークスがどのような走りを見せるか

 南関東ではC1クラスの身で、一気の相手強化となるのがチークス(川崎・林隆之厩舎、4歳)だが、前走の地元戦では2着以下に2秒0差をつける圧勝劇を演じており、勝ちタイムも同日に行われたB1クラスの一戦を1秒1も上回る優秀なものだった。

 これまでとは相手の力も道中のペースも変わってくるが、ここにきて一気の4連勝、しかも2着以下に9馬身、6馬身、9馬身、大差をつける大楽勝の連続だけに、強力なメンバーに入ってどこまでやれるか興味深いところ。

 船橋競馬場は初参戦となるが、同じ左回りの川崎所属だけに問題はなさそう。勝つ時はスピードの違いで先頭に立ってそのまま後続を突き放すパターンだっただけに、逃げる形がベストなのか、控える競馬もできるのかどうかはわからないが、オープンクラスの流れに戸惑わずに走れれば、大きな見せ場を作れる可能性が出てくるのではないだろうか。

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