【阪神大賞典】スーパーマックスは9着 山口勲騎手「ラストは同じ脚いろに」2018年3月18日(日) 19:08
3月18日の阪神11Rで行われた第66回阪神大賞典(4歳以上オープン、GII、芝・内3000メートル、別定、11頭立て、1着賞金=6700万円)は、岩田康誠騎手騎乗の3番人気レインボーライン(牡5歳、栗東・浅見秀一厩舎)が2016年2月のアーリントンカップ以来、約2年ぶりの勝利を挙げた。タイムは3分3秒6(良)。
地方・佐賀競馬から参戦した山口勲騎手騎乗で9番人気のスーパーマックスは9着に終わった。
山口勲騎手「間隔があいていたのを心配していましたが、道中はいい感じ。でも、ラストは同じ脚いろになりました」
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1回阪神開催の芝のレース結果と、過去の阪神大賞典の傾向をもとに、出走馬について、好走パターンに合致するかどうかを1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
①トミケンスラーヴァ
どちらかと言えばダート短距離向きの血筋だが、万葉Sで結果を出しているように、この馬については距離を気にする必要はない。問題は距離よりも急坂。単騎で行ければ、前走よりは踏ん張れるかもしれないが……。
②スーパーマックス
地方のダートで良績をあげているように、スピードよりもパワーが優るタイプ。その点で見ると阪神コースは好材料。半面、決め手勝負になると厳しい印象。母父エーピーインディ系も今回の舞台にマッチしない。
③シホウ
当レースと相性の良いダンチヒ系を母父に持つ点はプラスだが、父キングカメハメハは相性が悪く、血統面における強調材料は少ない。パワータイプなので阪神替わりは悪くないものの、距離については疑問が残る。
④カレンミロティック
当舞台と相性が悪い母父エーピーインディ系。この点が過去の阪神大賞典で踏ん張り切れなかった要因なのかもしれない。とは言え、自身の距離適性はバツグン。阪神大賞典と好相性のトニービンが内包されているハーツクライ産駒となれば、完全無視は禁物の悩ましい存在と言える。
⑤コウエイワンマン
グレイソヴリン系×ダンチヒ系の配合。母の母父にハイペリオン系のタイテエムと、血統構成だけなら申し分のない1頭。ただし、近走不振かつ相手強化では厳しいか。
⑥サトノクロニクル
トニービンを内包しているハーツクライ産駒というのは好材料。一方、近年の阪神大賞典におけるパフォーマンスが下降気味のロベルト系を母父に持つ点は気がかり。前走から一気に弱くなる相手関係と捌きやすい少頭数で立ち回りのうまさを活かせれば、といったところか。
⑦レインボーライン
父に当レースで好成績のステイゴールドを持ち、距離に関しては問題なし。天皇賞3着や菊花賞2着が示すように、出走馬の多くが苦にするような条件化で浮上する特徴を持っている。その点を踏まえると、今回の舞台はプラス。あとは相手次第。
⑧クリンチャー
母父ロベルト系に加え、スタミナ型ノーザンダンサー系を内包。ゆえに、スタミナとパワーを必要とする競馬では滅法強い。半面、速い上がりの決め手勝負になるとモロいタイプ。今回は上がりのかかりやすい急坂阪神コースなので、良馬場でも力を発揮できると思うが、アタマ鉄板とまでは言い切れない。
⑨ムイトオブリガード
父、母父だけを見ると強調材料はない。しいてプラス材料をあげれば、父の母父にトニービンを有しているところ。控えて味があるタイプではなさそうなので、挑戦者らしく積極的に仕掛けて欲しいところ。
⑩アルバート
ステイヤーズS3連覇の実績が示すように、距離適性に関しては文句なし。阪神大賞典の好走血統であるトニービンを内包している点も好感を持てる。極端な時計勝負や、速い上がりの決め手比べにならければ安定して走る馬。まともであれば、上位進出可能。
⑪ヤマカツライデン
ロベルト系×ダンスインザダークの配合。ひと昔前なら、飛びつきたくなるような組み合わせだが、経年劣化もあってか近年は沈滞気味。ただし、完全なマイナス材料というわけではなく、上がりを要する競馬になれば、強みを発揮する。展開まかせの典型的なタイプと言えよう。 |
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