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今週から第2回中京競馬が始まり、開催メーンの高松宮記念が行われる30日まで、3週間(6日間)開催される。開幕週のメーンは土曜(15日)に組まれているGIII中日新聞杯。芝2000メートルのハンデ戦だけに、波乱の可能性も十分にある。
アンコイルド(栗東・矢作芳人厩舎、牡5歳)は昨夏のGIII函館記念2着から安定感を増してきた。天皇賞・秋4着、ジャパンCは8着ながら不利があったうえ、勝ったジェンティルドンナから0秒3差と、ハイレベルのGIでもまれた経験がここで生きてきそうだ。今期初戦の京都記念も3着とまずまずの滑り出し。ひと叩きされてハンデも背負い慣れた57キロなら、力を出せる。
フラガラッハ(栗東・松永幹夫厩舎、牡7歳)は昨年、一昨年とGIII中京記念(芝1600メートル)を連勝しているコース巧者。年齢とともにズブさを増している近況で、前走は2200メートルのアメリカジョッキークラブCでも差のない5着に好走している。57.5キロのトップハンデだが、昨夏の中京記念は57キロでV。克服は十分可能だろう。
レッドレイヴン(美浦・藤沢和雄厩舎、牡4歳)は今年の飛躍が期待される素質馬。前走のGIIアメリカジョッキークラブCは4着だったが、勝ったヴェルデグリーンからクビ+クビ+アタマという僅差だった。左回りでもGIII東スポ杯2歳Sで2着の実績がある。ハンデも55キロなら恵まれた印象だ。
その他では、昨年秋からグングン力を付けているラキシス(栗東・角居勝彦厩舎、牝4歳)=54キロ、相手なりに走れるしぶとさが身上のブレイズアトレイル(栗東・藤岡健一厩舎、牡5歳)=55キロ、金鯱賞2着ラブリーデイ(栗東・池江泰寿厩舎、牡4歳)=56キロなども差はない。軽ハンデ組の台頭も侮れず、手に汗握るゴール前となりそうだ。
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