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3月21日の中山11Rで行われた第70回フジテレビ賞スプリングS(3歳オープン、GII、芝1800メートル、馬齢、15頭立て、1着賞金=5400万円)は、池添謙一騎手騎乗の3番人気ヴィクティファルス(牡、栗東・池添学厩舎)が上々のスタートから道中は中団を追走。直線に入り、大外に持ち出されるとエンジン全開。一気の末脚で先団を交わし先頭でゴール。“池添兄弟”コンビで初のJRA重賞初制覇。共同通信杯で敗れたエフフォーリアや、2歳王者のダノンザキッドらが待ち構える皐月賞へ、有力馬の一頭として堂々と駒を進める。タイムは1分52秒0(重)。
アタマ差の2着にはアサマノイタズラ(7番人気)、さらに1馬身3/4差の3着にボーデン(1番人気)が入った。なお、上位3頭が皐月賞(4月18日、中山競馬場、GI、芝2000メートル)の優先出走権を獲得した。
◆池添謙一騎手(1着 ヴィクティファルス)「いい形で馬の後ろをとることができましたし、その後は悪い馬場でもリズムよく走ってくれました。追い出してからもしっかり反応してくれましたし、こういう馬場でも踏ん張って伸びてくれました。まだまだ成長してほしい部分はありますが、持っているポテンシャルはすごく高いです」
スプリングSを勝ったヴィクティファルスは、父ハーツクライ、母ヴィルジニア、母の父Galileoという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(株)G1レーシング。通算成績は3戦2勝。重賞は初制覇。スプリングSは管理する池添学調教師は初勝利、騎乗した池添謙一騎手は11年オルフェーヴルに次いで2勝目。
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