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6月3日の東京11Rで行われた第68回安田記念(3歳以上オープン、GI、芝1600メートル、定量、16頭立て、1着賞金=1億1000万円)は、クリストフ・ルメール騎手騎乗の9番人気モズアスコット(牡4歳、栗東・矢作芳人厩舎)が中団追走から直線で馬群を割って差し切り、春のベストマイラーの座についた。タイムは1分31秒3(良)のコース・タイレコード。モズアスコットは先週の安土城S・オープン=2着からの連闘でのGI挑戦。重賞初勝利がGI勝ちとなった。連闘での安田記念優勝は1989年バンブーメモリー以来のこと。
クビ差の2着には先行してしぶとく伸びたアエロリット(6番人気)、さらに3/4馬身差遅れた3着に好位追走から脚を伸ばしたスワーヴリチャード(1番人気)。
安田記念を勝ったモズアスコットは、父フランケル、母インディア、母の父ヘネシーという血統。アメリカ・サマーウインドファームの生産馬で、馬主は (株)キャピタル・システム。通算成績は11戦5勝。重賞初制覇。安田記念は矢作芳人調教師、クリストフ・ルメール騎手ともに初優勝。
◆クリストフ・ルメール騎手(1着 モズアスコット)「連闘で疲れがないか、ボクもレース前は心配していましたが、返し馬の後、安心しました。馬の状態はとても良かったと思います。矢作先生は偉大なトレーニング・パフォーマンスをみせてくれて、GIを勝つ自信がありました。ボクはラスト・エフォート(目標達成のための最後の努力)をしました。スタートして400メートルほどで内外からぶつけられてポジションを探しました。前にスワーヴリチャードを見ました。直線でスワーヴをマークしました。最後は馬がよく頑張ってくれました。この馬もフランケルの子です。ボクは彼らが好きです。(昨年のオークス馬)ソウルスターリングもフランケルの子ですから。今日はメンバーレベルも高く、日本のベストマイラーもいました。ここで勝てたのだから、モズアスコットは、この先ももちろん活躍してくれると思います」
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