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【ジャパンC】前哨戦を斬る

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【ジャパンC】前哨戦を斬る

 《天皇賞・秋=A》水が浮く不良馬場で、2分8秒3を要した壮絶な消耗戦。キタサンブラックは出遅れながらもインからそつなく進出し、4コーナー2番手から早めのスパートで押し切った。内から迫ったサトノクラウンがクビ差の2着。2頭は道悪適性だけでなく、明らかに底力が一枚上だった。しぶとく追い上げた道悪巧者レインボーラインが3着。5着マカヒキ、6着ソウルスターリングには不向きな馬場だった。

 《神戸新聞杯=A》ラスト4ハロンが全て11秒台の瞬発力勝負。レイデオロは4番手から上がり3ハロン34秒1の末脚で抜け出した。のちの菊花賞馬キセキに2馬身差の完勝。終始リラックスした走りで、精神面の成長が感じられた。

 《京都大賞典=B》スタート直後に挟まれたシュヴァルグランは追走で脚を使わされて3着。ハナを切ったラストインパクトが6着で、サウンズオブアースはいいところなく13着。

◇結論◇

 神戸新聞杯が余力たっぷりの勝ち方だったレイデオロが中心。天皇賞組は極悪馬場を走った疲労が鍵だが、キタサンブラック、サトノクラウンの底力はやはり軽視できない。レインボーラインはスタミナが問われるレースなら、逆にマカヒキ、ソウルスターリングは良馬場ならチャンスがある。シュヴァルグランもスムーズなら巻き返し可能だ。

★ジャパンCの枠順はこちら 調教タイムも掲載

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