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【みやこS】豹変グレン!レパードSから進化12秒9

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【みやこS】豹変グレン!レパードSから進化12秒9

 みやこSの追い切りが2日、東西トレセンで行われた。美浦ではレパードSを制したグレンツェントが、軽快な動きで好仕上がりをアピール。重賞連勝でチャンピオンズC(12月4日、中京、GI、ダ1800メートル)に向かう構えだ。栗東では、ひと叩きされたラニの動きがグンと良化。サンケイスポーツ調教評価『S』を獲得した。

 レパードSで初のタイトルを手にしたグレンツェントが、シャープな動きで重賞連勝をアピールだ。

 Wコースで前を行く僚馬3頭を目標に、徐々にペースアップ。4コーナーで3頭の内へ潜り込むと、馬なりでグングン加速する。ゴールではきっちり追いつき、5ハロン66秒3、3ハロン38秒6-12秒9をマーク。時計も上々で、我慢させて、しまいを伸ばす中身の濃い調教内容に、進化の跡がうかがえる。

 「前の3頭を目標にして、最後も持ったきり。春よりもだいぶ動けるようになって、馬もしっかりとしてきた」と加藤征調教師は成長を口にする。

 前走・レパードS快勝後は、放牧でリフレッシュして10月6日に帰厩。「2週続けて長め(6ハロン)からしっかりとやっている」とトレーナーが言うように、中間に速い追い切りを5本消化。この日の反応の良さからも、仕上がりは上々だ。

 初めての京都コースになるが、陣営は心配していない。「平坦で時計が速くなるが、持ち時計はあるし、今回のメンバーなら、ちょうどいい流れになるんじゃないかな」と指揮官は重賞連勝への青写真を描く。

 年長馬と初対戦だが、斤量面でアドバンテージがある。55キロはメンバー最軽量で、アスカノロマンとは3キロ差。有力馬と比べても断然有利だ。

 加藤征厩舎には1年先輩に交流GIジャパンダートダービーを制したノンコノユメがおり、トレーナーはダートの二枚看板を目指す。そのためにも、ここをきっちりと勝ってチャンピオンズCへつなげたい。(片岡良典)

みやこSの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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