中央競馬ニュース

【天皇賞・春】オルフェ生涯最悪11着

 0   3   2,698
シェアする  x facebook LINEで送る
【天皇賞・春】オルフェ生涯最悪11着

 第145回天皇賞・春(29日、京都11R、GI、4歳上オープン国際(指)、定量、芝・外3200メートル、1着本賞金1億3200万円=出走18頭)京都競馬場に詰めかけた8万人がどよめいた。2周目3コーナー。後方3番手のオルフェーヴルは、池添謙一騎手が必死に手綱を動かしても前に進まない。直線で大外に出しても伸びがなく、これまでで最悪の11着(同着)。単勝1・3倍に支持された“4冠馬”は、外に逃げて2着に敗れた阪神大賞典の汚名を返上することができなかった。

 「馬の後ろに入れたら折り合いはついたけれど(3コーナー手前の)坂の上りで動かしていっても、いつもの反応がなくて」と冴えない表情の池添。そして「(最後の)直線でもだいぶ脚を取られて、4、5回くらい、つまずくような感じになった」。今の京都の芝は速い時計が出るが、芝の丈が長い特殊な状態。その芝に戸惑ってしまったのが敗因のひとつだ。

 さらに「返し馬で、いつもの柔らかいフットワークではなかった」。阪神大賞典の後は調教再審査に向けて、栗東のEコース(ダート)での調教を繰り返し行ってきた。馬場が硬いダートでの調教で、見えない疲労が蓄積したのかもしれない。

 縦長の展開も災いした。2周目3コーナーでも先頭まで20馬身以上の差があったが、前に壁を作って折り合いたいオルフェーヴルは動くに動けない状況。「前が見えなくて嫌な展開だと思っていた」と池添は振り返る。だが、それだけ多くの要因が重なったにしても、見せ場すら作れなかったことは不可解だ。

 池江寿調教師は「この着順では凱旋門賞(10月7日、仏ロンシャン、GI、芝2400メートル)に挑戦と大きな声では言えない」とショックの様子。凱旋門賞の登録が締め切られる5月9日までに、今後の動向が決まるもようで、国内ならば宝塚記念(6月24日、阪神、GI、芝2200メートル)が有力だ。3冠馬としては、95年天皇賞・秋のナリタブライアン12着以来、2度目の2けた着順を喫してしまったオルフェーヴル。失った輝きを取り戻すことができるか。 (板津雄志)

この記事はいかがでしたか?
ナイス (3)
 ナイス!(3

このニュースへのコメント

コメントはありません。

関連競馬ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース

会員登録(無料)でできること

レース情報

今週の注目レース

6月16日()
マーメイドS G3

⇒今週の番組表へ

先週のレース結果

6月9日()
エプソムC G3
函館SS G3

⇒先週の番組表へ

総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
73,123万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 テーオーロイヤル 牡6
51,827万円
9 セリフォス 牡5
51,113万円
10 ナミュール 牝5
50,963万円
» もっと見る

3歳
1 ジャスティンミラノ 牡3
40,307万円
2 ダノンデサイル 牡3
38,200万円
3 ジャンタルマンタル 牡3
32,053万円
4 ステレンボッシュ 牝3
28,331万円
5 アスコリピチェーノ 牝3
22,165万円
6 チェルヴィニア 牝3
21,519万円
7 シンエンペラー 牡3
19,041万円
8 コスモキュランダ 牡3
15,392万円
9 レガレイラ 牝3
11,278万円
10 ライトバック 牝3
11,256万円
» もっと見る