まだウマニティ会員ではない方へ
会員登録(無料)するだけで、予想的中に役立つさまざまなサービスを無料で利用できます。
収支100万円超えの猛者がズラリ
全国トップ予想家たちの予想閲覧
予想に必携の高精度スピード指数
「U指数」を重賞で全頭公開
勝率40%超えを誇る堅軸候補
「凄馬」をメールでお知らせ
TVでも紹介!設定は10万通り以上
あなただけの予想ロボが作れる
この他にも20以上のサービスを無料で提供!
第30回ジャパンC(28日、東京10R、GI、3歳上オープン、定量、芝2400メートル、1着本賞金2億5000万円 =出走18頭)28日に東京競馬場で行われたGIジャパンC(芝2400メートル)で、1位に入線したクリストフ・スミヨン騎手(29)=フランス拠点=の1番人気ブエナビスタ(栗東・松田博資厩舎、牝4歳)は、走行妨害のため2着に降着。GI6勝目は幻に終わった。JRAのGIでは91年天皇賞・秋のメジロマックイーン、06年エリザベス女王杯のカワカミプリンセス以来3度目の1位入線馬の降着。繰り上がって優勝したのは被害を受けたローズキングダム(栗東・橋口弘次郎厩舎、牡3歳)で、武豊騎手(41)=栗東=は23年連続でのJRA・GI制覇となった。
上り詰めた世界の頂点から、まさかの転落劇が待っていた。堂々と先頭でゴールを駆け抜けたブエナビスタは、24分間にも及ぶ長い審議の末、走行妨害によって2着に降着。史上初の牝馬による天皇賞・秋→ジャパンC連覇も、強さに酔いしれたファンの熱い声援も、ウイニングランを終え、投げキッスを繰り返したスミヨン騎手の喜びのパフォーマンスも、すべては夢の出来事となった。
後方10番手から大外を回って直線に向いたブエナは、豪快に突き抜けて、2位入線のローズキングダムに1馬身3/4差をつけてフィニッシュ。しかし、その直前に問題のシーンがあった。
抜け出す際に内のローズと接する形となり、さらに内にいたヴィクトワールピサが外へ進路を取ったため、真ん中のローズの進路が狭くなった。そのまま内に切れ込み続けたブエナは、残り200メートル地点でローズの前をカット。武豊騎手が大きくバランスを崩し審議の対象となった。
3分遅れの午後3時23分発走となったレースが終了後、10分、15分と経っても着順が確定しない。見守る関係者が不安になり出した3時45分頃、スミヨンと松田博資調教師が裁決室へ。さらに5分後、裁決委員が、ホワイトボードの暫定1着欄に記された“16”の馬番を赤い丸で囲み、2着欄に記されていた“6”の馬番の後に矢印を引く。それが、降着の瞬間だった。
場内放送で降着が伝えられ、着順掲示板の1着と2着が入れ替わると、スタンドからは大ブーイング。10万6000人を超える場内は騒然となった。単勝オッズ1・9倍の断然の1番人気馬の降着で、的中だったはずの約5億円の馬券も、紙くずとなってしまった。
スミヨンは「内から来た馬とぶつかったときに手前を替えて、内によれてしまった。ファンには迷惑をかけたが、ブエナビスタの力は証明できたのは確かです」。凱旋門賞を2度制している名手はパートナーの力を称えたが、裁定には納得はできなかった様子。12月4日から12日まで、開催日4日間の騎乗停止処分となり、再度、JRAに30分ほど説明を受けたが、「これで日本のジャッジが下手だということを、世界に配信することになるだろう」と憤慨した。
記念すべき30回目の開催は思いも寄らぬ結末となったが、ブエナの強さが際立っていたことは事実。再びスミヨンとコンビを組む有馬記念(12月26日、中山、GI、芝2500メートル)でリベンジを目指す。(柴田章利)
コメント投稿
コメントの投稿は会員登録(無料)が必要です。レース情報
最新注目競走馬
総賞金ランキング |
|