中央競馬ニュース

【JBCクラシ】絶好調男、横山武が導くダノンファラオが先行力生かす

 0   2   1,807
シェアする  x facebook LINEで送る
【JBCクラシ】絶好調男、横山武が導くダノンファラオが先行力生かす

 地方競馬の祭典・JBCが3日、金沢、門別の両競馬場で行われる。4競走の中でも、金沢のJBCクラシックはダートGI馬6頭が激突する注目の一戦だ。秋華賞の馬単、天皇賞・秋の3馬単を的中と、好調の東京サンスポ・板津雄志記者(42)は、小回りコースで先行力が生きるとみて〔5〕枠(5)番ダノンファラオに◎。菊花賞、天皇賞と2週連続GI制覇を果たした横山武史騎手(22)の勢いと手腕を信頼して勝負する。

 2013年以来のJBC金沢開催だ。金沢は記者同士で出張の争奪戦になるくらいに魅力的な場所。旅行で一度足を運んだことがあるが、兼六園など観光スポットが多く、食べ物もうまい。ひがし茶屋街の街並みもきれい。個人的には21世紀美術館を楽しみ、その向かいにある金沢最古の宮、石浦神社に行くのがおすすめ。お土産にもぴったりなカラフルな水玉のお守りが待っている。時間があれば、海がきれいな能登方面に向かうのもいい。

 さて、その8年前の開催では、クラシックのホッコータルマエ、スプリントのエスポワールシチー、レディスクラシックのメーデイアと勝ち馬はいずれも道中3番手以内で進み、4コーナーでは先頭に立っていた。小回りで236メートルの短い直線で差し切るのは難しい。

 つまり、先行して早め先頭の競馬をしてくれそうな馬を探せば“絶対大丈夫”。そこで浮上するのが◎ダノンファラオだ。

 バテない末脚が身上で、常に道中4番手以内につける積極的な競馬をしているのがいい。GI初制覇を飾った昨年のジャパンダートダービーも2番手から早めに逃げ馬に並びかけての戴冠だった。この積極性は金沢コースで大きな武器になるに違いない。

 強調点はもうひとつ。臨戦過程だ。ここ2戦は休み休み使われ、530キロ台のやや重めのつくりだったが、今回は前走から1カ月程度のちょうどいいレース間隔。厩舎でしっかり乗り込まれており、シェイプアップした馬体で臨めそうだ。安藤助手も「今回は太い感じがない。10月20日にコントレイルと併せて状態が上がってきた」と良化を感じ取っている。

 鞍上の横山武騎手も、菊花賞天皇賞・秋と2週連続でGI制覇を飾り、勢いに乗っている。ダノンファラオとも前走の日本テレビ盃で初コンビを組んだ。最内枠からのスタートで前に入られて砂をかぶり、苦しい展開に思えたが、4番手から馬の間を割って勝ち馬に迫る内容のある2着だった。この一戦でパートナーの特徴もつかめたはずで、さらに良さを引き出してくれそうだ。

 私も天皇賞・秋を◎エフフォーリアで的中させて懐が少し潤った。JBCの馬券もゲットし、2度目の金沢旅行を計画するとしよう。(板津雄志)

★JBCクラシックの出馬表はこちら

 ★矢作師7日ラヴズで米BC挑戦

 ダノンファラオを管理する矢作調教師は、日本時間7日に米国のデルマー競馬場で行われる本場のブリーダーズCにも参戦。ラヴズオンリーユーがフィリー&メアターフ(GI、芝2200メートル)、マルシュロレーヌがディスタフ(GI、ダ1800メートル)に出走し、JBCとBCのダブル制覇に挑む。馬券はフィリー&メアターフを含む3レースが日本でも発売される。

 金沢競馬場…石川県金沢市にある地方競馬の競馬場。1931年に開設され、72年に現在地に移転した。日本海側にある唯一の地方競馬場で、気候面を考慮して1月から3月中旬までは開催しない。コースはダートのみで、1周1200メートル、幅員20メートルの右回り。高低差はなく最後の直線は236メートルとなっている。フルゲート12頭。交流重賞は2100メートルのGIII白山大賞典が行われる。JBCの開催は2013年以来2度目。

 JBC…ジャパンブリーディングファームズカップの略。競走馬の生産者の発案、主導で、米国で1984年に創設されたブリーダーズカップを模範として2001年に創設。同日にダート戦の交流重賞4競走が行われ“地方競馬の祭典”と呼ばれる。開催は各競馬場の持ち回りで、2歳優駿のみ北海道の門別競馬場で施行。昨年は東京の大井競馬場で行われ、来年は岩手の盛岡競馬場で開催される。

この記事はいかがでしたか?
ナイス (2)
 ナイス!(2

このニュースへのコメント

コメントはありません。

関連競馬ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース

会員登録(無料)でできること

レース情報

今週の注目レース

6月30日()
ラジNIK賞 G3
北九州記念 G3

⇒今週の番組表へ

先週のレース結果

6月23日()
宝塚記念 G1
6月22日()
東京ジャンプ G3

⇒先週の番組表へ

総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
73,123万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 ソールオリエンス 牡4
57,546万円
8 タスティエーラ 牡4
57,005万円
9 テーオーロイヤル 牡6
51,827万円
10 セリフォス 牡5
51,113万円
» もっと見る

3歳
1 ジャスティンミラノ 牡3
40,307万円
2 ダノンデサイル 牡3
38,200万円
3 ジャンタルマンタル 牡3
32,053万円
4 ステレンボッシュ 牝3
28,331万円
5 アスコリピチェーノ 牝3
22,165万円
6 チェルヴィニア 牝3
21,519万円
7 シンエンペラー 牡3
19,041万円
8 コスモキュランダ 牡3
15,392万円
9 レガレイラ 牝3
11,278万円
10 ライトバック 牝3
11,256万円
» もっと見る