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<ジョッキークラブ・マイル=馬會一哩錦標>
トライアル3レースの最後はジョッキークラブ・マイル。王者なきスプリント界とは違ってマイル界は新旧勢力の激突という構図です。旧勢力は昨年の香港マイル覇者で、今年の安田記念にも挑戦してきたビューティーオンリーがその代表。今季既に2戦を消化、本番に向けてのめどをここで立てるのがトライアルのミッション。オンリーに続く旧勢力がヘレンパラゴン。昨年の香港マイルはオンリーの2着でしたが、続くスチュワーズ・カップ(G1、シャティン芝1600m)とクイーンズシルヴァージュビリー・カップ(G1、シャティン芝1400m)のG1を連勝。こちらもオンリー同様、今期2戦を叩いて前走のシャティン・トロフィーでは2着と急上昇を見せています。
この2頭に挑戦状を叩きつけてきたのが今季G3、G2を連勝中のビューティー軍団のもう一頭、ビューティージェネレーションと今季開幕日のオープン特別を快勝し前走、セレブレーション・カップ(G3、シャティン芝1400m)で2着しているシーズンズブルームの2頭です。両頭ともこれまでのハンディキャップレースから賞金別定のトライアルとなって旧勢力とどこまで戦えるのか、試金石の一戦です。
人気もこの4頭に集中しましたが、1番人気はオンリーとシーズンズが単勝3.7倍で分け合いました。シーズンは重賞未勝利、このメンバーでは明らかに格下ですが、シャティン・トロフィーをスキップした余裕のローテーションとあのJ.モレイラ騎乗が買われました。この2頭に続いて上り馬ジェネレーションが単勝6.8倍、ヘレンが8倍。この4頭以下は単勝二桁人気で、マイル重賞の常連であるジョイフルトリニティが11倍、1800mのG3 2勝馬、ホースオブフォーチュンが12倍、ウイナーズウェイが13倍、前走オープン特別のパナソニック・カップを快勝してきたウエスタンエクスプレスが17倍と続きました。
先手を取ったのは逃げ、先行でG3、G2を連勝中のジェネレーションでしたが、600mで外からウイナーズウェイが行く素振りを見せると控え、さらにジャイアントトレジャーがウイナーズを交わすと3番手。しかし外から交わされるたびに頭を上げるなど若さも見せます。1番人気を分け合ったオンリーは例によって後方3番手の外、その前にはシーズンズ、その内にヘレンと上位人気が後方から虎視眈々と仕掛けどころを探ります。前半800m通過が47秒91と平均よりも若干遅めのペースの中、シーズンズが三分三厘からまず動き始め、直線入り口では外から先行する3頭に並びかけようとします。ヘレンは直線馬場中央に進路をとれば、オンリーは例によって大外から。
内の先行3頭からジェネレーションが残り200mで抜け出し、流れこみを図ろうとする刹那、残り100mで馬場中央からJ.ムーア厩舎の僚馬ヘレンが襲い掛かって先頭。さらに残り50mでヘレンの外からシーズンズが測ったように2頭をまとめて差し切り、外から縋るオンリーも振り切って初重賞をトライアルで飾る快挙!本番の香港マイルでは地元香港の総大将として海外からの強豪馬を迎え撃つことになりました。
新旧対決は1着が新興勢力のシーズンズブルーム、半馬身差の2着に旧勢力のヘレンパラゴン、さらに半馬身差で新興勢力のビューティージェネレーション、1/4馬身差でビューティーオンリー。勝ったシーズンズの成長には目を見張るものがあり、本番もモレイラ騎乗で人気を集めることになりそうですが、トライアル勝ちは決してフロックではありません。しかし、この着差は決定的なものではなくペース、展開次第でガラリを変わるもの。出入りの激しい競馬の中で先行し、ハンディ有利がない初の賞金別定戦で3着に粘ったジェネレーションに大きな進境が感じ取られました。本番で人気を落とすようなことがあれば、穴として一興かもしれません。また旧勢力2頭は開幕からここまでの重賞戦線を皆勤して着実に調子を上げてきており、本番に向けて視界良好。本番でもこの4頭が主力を形成することは間違いないようです。
(写真提供:HKJC)
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甘粕代三(あまかす・だいぞう)プロフィール
1960年、東京生まれ。高校時代から競馬にのめりこむ。
早稲田大学第一文学部卒。在学中に中国政府官費留学生。卒業後、東京新聞記者、テレビ朝日記者、同ディレクター、同台北開設支局長などを務める。
中国留学中に香港競馬を初観戦、94年ミッドナイトベットの香港カップ制覇に立ち会ったことから香港の競馬にものめりこみ、2010年、売文業に転じた後は軸足を日本から香港に。
香港の競馬新聞『新報馬簿』『新報馬経』に執筆、テレビの競馬番組にも出演。現在、新報馬業(『新報馬簿』『新報馬経』)駐日代表、北京市馬術運動協会高級顧問を務める。
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