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【府中牝馬S】ディアーナ重賞初V!ルメール絶賛

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【府中牝馬S】ディアーナ重賞初V!ルメール絶賛

 第63回府中牝馬ステークス(17日、東京11R、GII、3歳上牝馬オープン国際、別定、芝1800メートル、1着本賞金5300万円、1着馬にエリザベス女王杯の優先出走権 =出走17頭)クリストフ・ルメール騎乗の11番人気ノボリディアーナが、後方から差し切って重賞初制覇。エリザベス女王杯(11月15日、京都、GI、芝2200メートル)の優先出走権を手にした。タイム1分46秒3(稍重)。1番人気のスマートレイアーは、2年連続で2着だった。

 秋華賞前日の女の戦いは波乱の決着だ。11番人気の伏兵ノボリディアーナが、後方から馬群を割って抜け出しV。6度目の挑戦で重賞初制覇を遂げた。

 「反応がよかったし、瞬発力があって長く脚を使うからビックリしました。強かったですね」

 初騎乗で勝利へエスコートしたルメール騎手も驚きの内容だ。出遅れ癖があり、暮れと年明けの準オープン戦では2戦連続最下位に負けていたほど。それが休養を挟んで大変身。前走の小倉日経オープンでは2番手から粘り込んで2着に健闘していた。今回は逃げたケイアイエレガントが作り出す速い流れを、後方から差し切った。

 「1800メートルぐらいがちょうどいいけど、2200メートルでもたぶん大丈夫です。きょうもゴールまで(止まらずに)走りましたからね」

 次走は未定だが、ジョッキーはエリザベス女王杯でも好勝負に持ち込めることを保証した。

 調教師の代理で競馬場にきていた中山助手は、「スタートが悪いからテンションを上げないように強い調教ができなくて大敗、という悪循環になっていた。だからスタートだけ重点にやってきました。やっと地力強化してきましたね」と、本格化を喜んだ。

 ひと皮むけて大人の女になったノボリディアーナ。混戦の古馬牝馬路線に誕生した新星が、エリザベス女王杯でも激走する。 (柴田章利)

★17日東京11R「府中牝馬ステークス」の着順&払戻金はこちら

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