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【東西現場記者走る】ダンビュライト、イン突き

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【東西現場記者走る】ダンビュライト、イン突き

 東西サンスポ記者が、1週間の密着取材で勝ち馬を探し出すGI企画『東西現場記者走る』。GI昇格2年目の大阪杯は、大阪サンスポの斉藤弘樹記者(38)が担当する。連載4日目は、AJCCで重賞初制覇を飾ったダンビュライト陣営を直撃。先行馬が有利な絶好の馬場状態を味方に、粘り込みがありそうだ。

 連載4日目は、まず馬場に注目した。今週から阪神の芝コースは、先週までのAコースからBコースに替わるからだ。直線部3メートル、曲線部4メートル外にラチが移動。5週連続で使用されてきた最内の荒れた部分がカバーされ、インコースを通った馬が有利となる。

 そこで、浮上するのがダンビュライトだ。先行力があり、Bコースへの変更はプラス材料。コーナー4つの内回りコースで、セールスポイントである立ち回りのうまさも存分に生かせるだろう。

 担当の濱田助手は「長くいい脚を使うこの馬の特徴を生かせる舞台。2000メートルもちょうどいいし、直線の短いコースならゴール前までしっかり脚を使えると思う」と舞台設定を歓迎する。

 充実ぶりも見逃せない。昨年は牡馬クラシックで3、6、5着と勝てなかったが、一線級と戦った経験が飛躍につながった。2番手からミッキースワローを完封して、重賞初制覇を飾った前走のAJCCで地力強化を証明。前走からわずか2カ月半の間でも、成長を遂げているようだ。

 「つくべきところに筋肉がついてきた。この短期間でもひと回り大きくなって、力強くなっている。無理せずに使ってこられたことが、今の成長につながっていると思う」と濱田助手は証言する。

 昨秋から追い切りでも速い時計が出るようになり、最終追いは坂路で4ハロン50秒5の好時計をマーク。1週前の時点でやや余裕のあった体は引き締まり、仕上がりは万全といえそうだ。この日は引き運動を行い、「リラックスしています」と同助手。雰囲気も上々だ。

 自信を深めた今のダンビュライトなら、同世代のGI馬にひと泡吹かせるシーンがありそうだ。 (斉藤弘樹)

★4コーナー5番手以内なら24レース中19勝!

 今週から阪神競馬場の芝はBコースを使用。2016年以降、Bコースで行われた芝2000メートル戦(良馬場限定)は24レース。勝ち馬の4コーナーの位置取りを見ると先行有利は明らかだ。先頭(逃げ切り)が4頭、2番手が6頭、3番手が4頭、4番手が2頭、5番手が3頭。6番手より後ろから勝ったのは5頭しかいない。高額条件になるほど先行有利の傾向は顕著でオープン特別・重賞の3レースは、すべて4コーナー2番手の馬が勝っている。



大阪杯の枠順はこちら 調教タイムも掲載

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