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【東西現場記者走る】ダイヤの闘志に火がついた!


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【東西現場記者走る】ダイヤの闘志に火がついた!

 GI連載『東西現場記者走る』で密着取材中の板津雄志記者(38)は、結論を出す前日にファン投票1位のサトノダイヤモンドを取り上げた。金鯱賞3着、大阪杯7着と近走が振るわないGI2勝馬の劇的な復活はあるのか。その可能性を探った。

 栗東トレセン取材の最後はサトノダイヤモンド。やはりファン投票1位の馬を取り上げなければならない。

 3歳で菊花賞、有馬記念を制した馬が今年は金鯱賞3着、大阪杯7着と、かつての輝きを失っている。その一番の理由は気持ちの問題だ。

 「金鯱賞後にピリッとしてくるかと思ったけど、大阪杯でもそれほど変わらなかった。気持ちの面で足りなかった」

 担当の中澤助手が、なかなか闘志に火がつかない当時の苦悩を語った。だが、今回は違う。馬房から勢い良く飛び出す感じや、獣医師による歩様チェックの際に気合がグッと入って常歩(なみあし)からダクを踏むところは、いい頃に見せたしぐさなのだ。

 「帰厩後から前回とは違う雰囲気を感じていたけど、2週前の坂路追いでさらに良くなった。1週前のCWコースでも抜け出してからステッキを入れられ、すごく気持ちが入った。目つきもピリッとして変わっている」と世話役は上昇ムードを感じている。

 個人的には動きにも磨きがかかっているように見えた。前2走はゴツさを感じる体つきでさばきもモコモコしていたが、中間は体をすっきり見せ、可動域の広さ、脚さばきのしなやかさと鋭さが増した印象だ。それを中澤助手に伝えると「前回は体を絞るのに苦労したけど、今回は牧場から意識的にシャープにつくってもらって帰ってきましたから。そこに気付きますか」と笑顔でうなずいた。

 金曜朝は坂路1本(4ハロン64秒9)を低重心のフォームで駆け上がった。池江厩舎の番頭、兼武助手も「やる気、闘争心を呼び覚ますことをテーマにやってきた。その効果はあると思う。それが競馬につながってくれれば」と復活の手応えを口にした。あとは本番で最高の結果を残すだけだ。

 この日は栗東から阪神競馬場に移動してサトノクラウン、アルバートの到着取材も行った。あとは、土曜に香港馬ワーザーとゼーヴィントの気配を確かめ、阪神の天気や馬場もチェックして、最終結論を出したい。



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