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【有馬記念】ロールス、菊から直行で戴冠!

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【有馬記念】ロールス、菊から直行で戴冠!

 最強世代といわれる現3歳。今年の有馬記念には半数に近い7頭が出走と、近年にない3歳馬の出走ラッシュだ。その中でも「一番強い馬が勝つ」といわれる菊花賞を制したスリーロールスが同世代だけでなく、古馬も倒して現役最強を狙っている。若手のホープ・浜中騎手とのコンビで、アッと驚くグランプリを演出する。

 菊の大輪だけでは物足りない。現役最強の座をかけて菊花賞スリーロールスグランプリ奪取を狙っている。

 伝説の新馬戦といわれる08年10月26日の京都芝1800メートル戦。1着アンライバルド、2着リーチザクラウン、3着ブエナビスタが春クラシックの主役として活躍している頃、そのレースで4着のスリーロールスはようやく500万下を勝った程度の馬だった。夏場を休養にあてて9月に復帰すると、2戦目に1000万下を勝ち、続いて挑んだ菊花賞で春の実績馬たちを一蹴してみせた。

 「坂路でも競馬場の坂でも上るのに苦労していた馬が、夏の休養でトモ(後肢)がパンとして、秋の阪神(野分特別)で強い勝ち方をしてくれたので、これは成長しているなと思いましたね」

 普段の調教パートナーを務める杉山調教助手が驚くほどの成長ぶり。デビュー時には「そこそこやれるとは思ったけど、重賞とかGIとか、考えもしなかった」(杉山助手)馬が、世代のトップまで駆け上がったのだから、これほどのサクセスストーリーはない。

 過去の例を見ても菊花賞馬がその年の有馬記念に挑戦して好勝負することは多い。近年では菊花賞からジャパンCをパスして有馬記念へと向かった馬の方が結果を出しているが、スリーロールスも同じパターンでの出走だ。

 「先週、浜中騎手に乗ってもらって反応が良かった。これでスイッチが入ったと思うし、なんとかデキはキープできていると思います」

 その浜中俊騎手はデビュー3年目の今年、菊花賞がGI初制覇だった。レース2日前の25日に21歳になり、今回勝てば、史上最年少での有馬記念ジョッキーになる。記録もかかるだけに「馬も自信をつけています。楽しみです」と意欲十分だ。 菊花賞は一番強い馬が勝つという格言がある。ハイレベルと評判の3歳世代の中でも強い菊花賞スリーロールス。浜中騎手ともども若い力と勢いで、一気に現役最強の座まで上りつめるかもしれない。(柴田章利)

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