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《天皇賞・春》メンバーは近年でもハイレベル。例年よりペースが遅く、スタミナよりも切れ味で勝る馬が上位を独占した。ただし、高速決着が多い春の京都と梅雨時期の阪神は馬場の質が正反対で直結しにくい。近年は着順が悪かった馬の巻き返しのほうが目立ち、6着フェイムゲームや7着ゴールドシップが狙い目。
《ドバイシーマクラシック》メイダン競馬場に替わってから5年と歴史が浅いためレコード自体の価値は大きくないが、ジェンティルドンナが破った2着シリュスデゼーグル(GI3連勝中)、6着マジシャン(プリンスオブウェールズS2着で凱旋門賞馬トレヴに先着)のその後の活躍をみるとメンバーのレベルは高かった。
《ヴィクトリアマイル》内を通った馬に有利な馬場で逃げ切ったヴィルシーナ、インをさばいた2着メイショウマンボより、大外から7着まで追い込んだデニムアンドルビーのほうが魅力。
《鳴尾記念》重賞未勝利馬が1番人気で低調なメンバー。ここで勝ち負けできないようではGIでは厳しい。
◇結論◇ 史上初の連覇がかかるゴールドシップが中心だ。前走の天皇賞・春は4、5馬身の出遅れを喫しながら勝ち馬と0秒5差の7着。ベストの阪神コースで巻き返し十分だ。2番手はジェンティルドンナとしたが、当日に雨が降るなら混戦に。ウインバリアシオン、ホッコーブレーヴ、フェイムゲームに、デニムアンドルビーもマークが必要。
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