中央競馬ニュース

【プロキオンS】重賞初Vカモン!7歳衰えなし

 0   0   666
シェアする  x facebook LINEで送る
【プロキオンS】重賞初Vカモン!7歳衰えなし

 中京2週目の日曜メーンはダートのGIIIプロキオンステークス(1400メートル)。前走のアハルテケSで約1年9カ月ぶりの勝利をあげたダノンカモンが、重賞初制覇を狙う。オープン特別5勝の実力馬だが、これまで重賞は2着6回。悲願達成へ、陣営も気合十分だ。

 “オープン特別大将”の7歳馬ダノンカモンに、重賞初制覇の最大のチャンスが巡ってきた。担当の音瀬調教助手の言葉にも力が入る。

 「1週前追い切り(6月26日、栗東CW6ハロン85秒6、ラスト1ハロン12秒9)は申し分ない動き。重賞をひとつ勝たせてあげたいですね」

 一時は不振に陥ったが、再び上昇気流に乗っている。前走のアハルテケSは4番手から残り200メートルで鋭く抜け出し、2011年9月のエニフS以来、約1年9カ月ぶりに勝利をマーク。同助手は「最後は遊んでいて2着とは半馬身差でしたが、力が衰えてないことを再確認できました」と笑顔で振り返る。

 好位から抜け出す戦法で実績を積んできたものの、先頭に立つと気を抜いてしまう癖があるため、今年はじめは中団で脚をためて差す競馬を試みた。ところが、GIII根岸Sは不利もあって9着、終始外めを通ったGIフェブラリーSは8着と振るわなかった。そこで、2走前から本来のスタイルに戻すと、交流GIIIかきつばた記念2着、前走Vと再浮上を果たした。

 音瀬助手は「まだ(抜け出すと走るのを)やめる癖はありますが、今回は重賞になるので力のある馬と最後まで競り合う形になれば。左回りの1400メートルという条件もいい」と勝利へのイメージをふくらませる。

 オープン特別を5勝しながら、重賞は18戦未勝利。6回の2着の中にはトランセンドと頭差の勝負をした一昨年のGIマイルチャンピオンシップ南部杯(東京)もあり、力上位は間違いない。手が届きそうで届かなかったタイトルを、今度こそつかみ取る。

プロキオンSの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら

★コーヨーは11勝 元祖“オープン大将”

 ダノンカモンは、いちょうS(東京芝1600メートル)、ペルセウスS(東京ダ1400メートル)、大和S(京都ダ1400メートル)、エニフS(阪神ダ1400メートル)、アハルテケS(東京ダ1600メートル)とオープン特別を5勝しているにもかかわらず、重賞をなかなか勝てない。

 こういったタイプはいつの時代にもいるもので、古いところではコーヨー(1968年生まれ、牡、父スパニッシュイクスプレス)が有名。重賞は流感の影響によって72年4月に福島で行われた金杯の1勝。ほかにオープン特別を2勝。当時はローカル以外ではオープン特別はほとんどなく、一般戦(俗に言う平場のオープン)ばかりでこれを9勝もし、“オープン大将”と呼ばれた。

この記事はいかがでしたか?
ナイス (0)
 ナイス!(0

このニュースへのコメント

コメントはありません。

関連競馬ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース

会員登録(無料)でできること

レース情報

今週の注目レース

5月12日()
ヴィクトリア G1
5月11日()
京王杯SC G2
京都ハイJ G2

⇒今週の番組表へ

先週のレース結果

5月5日()
NHKマイル G1
新潟大賞典 G3
5月4日()
京都新聞杯 G2

⇒先週の番組表へ

総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
73,123万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 テーオーロイヤル 牡6
51,827万円
9 セリフォス 牡5
49,313万円
10 ジャックドール 牡6
49,004万円
» もっと見る

3歳
1 ジャンタルマンタル 牡3
32,053万円
2 ジャスティンミラノ 牡3
27,482万円
3 アスコリピチェーノ 牝3
22,165万円
4 ステレンボッシュ 牝3
21,547万円
5 コスモキュランダ 牡3
15,392万円
6 シンエンペラー 牡3
11,128万円
7 コラソンビート 牝3
9,942万円
8 ジューンテイク 牡3
9,821万円
9 エトヴプレ 牝3
9,644万円
10 スウィープフィート 牝3
9,386万円
» もっと見る