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【日本ダービー】体調万全!アンライ2冠制覇だ

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 〔本紙の狙い〕アンライバルドを本命に推す。皐月賞は自分から先行馬を捕らえ、直線半ばで一気に抜け出した。レース内容、タイムとも優秀で、世代最強の座は疑う余地がない。この中間は順調の一語で、追い切りの動きも秀逸。体調は万全だ。脚質から直線の長い東京に舞台が移るのはプラスで、血統的に距離延長は心配ない。正攻法で世代の頂点に立つ。青葉賞馬のアプレザンレーヴが相手の筆頭。能力は皐月賞組に見劣らず、競り合いに持ち込めばしぶとい。皐月賞2着のトライアンフマーチは直線勝負で活路を見出す。

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 皐月賞馬(18)アンライバルドは、関西馬で最後となる午後3時47分に到着した。その後は引き運動を行ってから馬房に入った。体のハリは素晴らしく、銭形も浮き上がってまさに絶好の仕上がりだ。杉村調教助手は「何事もなく、無事に到着したので大丈夫。皐月賞以上のデキですね」と状態に自信を見せる。「不利やアクシデントが怖かったので、大外枠は良かった。明日は内も悪くなるだろうしね。もし馬場が悪くなっても血統的に大丈夫」。1番人気馬は盤石の構えだ。

 関西馬で唯一、金曜に東京競馬場に入った(10)アントニオバローズは、土曜朝、約1時間の乗り運動を消化した。「前走(プリンシパルS2着)でテンションが高かったので、それを極力、抑えたいと思って金曜輸送。前走より落ち着きがありますし、馬房の隣に馬がいなかったので寂しがるかと思ったけれど、そうでもなかった」と大島調教助手。「良に越したことはないが、力が必要な馬場でも大丈夫。精神的にも肉体的にも良くなった」と大一番を控えて胸を張った。

 青葉賞馬(2)アプレザンレーヴは栗東からの土曜輸送組では一番早い、午後0時34分に東京競馬場に到着した。3度目の東京とあって、イレ込むこともなく、馬も輸送に慣れている印象だ。「3回目ですからね。馬運車で前がきをしなくなったし、慣れたものです。プレッシャー? (ディープインパクトの弟)ニュービギニングを担当していた時と比べたら、まだ楽なものですよ」と森田調教助手。池江郎調教師のダービー挑戦は今回を含めてあと2回。ディープに次ぐ2勝目を飾ることができるか。

 (11)セイウンワンダーアプレザンレーヴと同じ馬運車で到着。太め感はまったくなく、ダービーに向けてキッチリ仕上がっている。「輸送は全然問題ない。カイバをよく食べているし、これまでも体が減ったりすることはなかったからね。3週連続であれだけ追えているんだし、順調そのものですよ」とデキの良さに三津谷調教助手はニッコリ。この日の東京芝は不良スタート(最終的に重)でレース当日も水分を含んだ馬場になりそうだが、「結果を出しているからね。苦にはしないと思うよ」と道悪でも不安は感じていない。

 (16)トライアンフマーチは午後1時8分、目黒記念に出走する厩舎の先輩デルタブルースポップロックとともに東京競馬場に到着。馬運車から降りたトライアンフは歴戦の古馬2頭以上に堂々としたもの。「長距離輸送は前走の中山でも経験しているし、今のところ全く不安はない」(森山調教助手)と輸送はクリア。ぐずついた天気が続くが、「今さら雨のことを言っても仕方がない。(武)幸四郎が大丈夫と言っていたから大丈夫でしょう」と森山助手は強気に構える。

 皐月賞14着のショックを引きずることなく、(1)ロジユニヴァースは巻き返しに向け、東京競馬場に前日入りした。金曜に美浦坂路4ハロン54秒5と、水曜の本追い切りに続いて時計を出したが、テンションが上がることなく、実に落ち着いている。午前6時40分に馬運車からゆっくりと降りてきたロジは、前走で減っていた体もフックラ見せており、体調面の心配はなさそうだ。「直前の雰囲気としては、前回と特に変わりはありません。ロジユニヴァース自身の力を発揮できる状態でいてくれればと思います」と萩原調教師はコメントした。

 (3)フィフスペトルは午前7時前に東京に到着。「着いてから長めに引き運動。馬運車でカッカする面もなかった」と渡辺厩務員。

 (4)トップカミングの石川厩務員は「前走は抜け出してフワッとした。今度はペースも速く、あんな競馬にはならない」と力が入る。

 (5)マッハヴェロシティは2本目の坂路で3ハロン45秒3-14秒8。「掛かることなく落ち着いて走っていた。折り合って走れれば…」と武藤調教師。

 (6)ケイアイライジンは角馬場→坂路でラスト1ハロン14秒8。「前回絞った馬体をキープしているし、張りも出てきた」と奥窪調教厩務員。

 関東馬は3頭が土曜早朝に輸送。その中で(7)ナカヤマフェスタが一番早く午前6時20分頃に東京競馬場に到着した。堀内調教厩務員は「約2時間でスムーズでした。環境の変化に動じないタイプなので、競馬場に滞在しても問題ありません。この中間はかなり攻め込んできましたが、馬はへこたれていないし、皐月賞(8着)の時とは違うと思います」と状態アップをアピール。「どういう競馬もできる馬だし、距離も大丈夫でしょう」と手応えを持ってダービーに臨む。

 (8)ブレイクランアウトは金曜と同じく、角馬場でダクと軽めキャンターで約1時間の運動。「落ち着いていながらも集中できてきる」と斎藤調教助手。

 NHKマイルCの覇者(9)ジョーカプチーノは午後2時半頃に到着。5走前のクロッカスS(7着)で初めて東京に輸送した時はテンションが高ぶったが、それからは輸送に慣れた。「着いてからカイバをバリバリ食べています。クロッカスSは不良馬場の影響もあったかもしれないが、それよりも輸送でやられてしまったので。今回も状態はいいですし、(GIを)勝ってから風格が出てきたような気がする」と坪田調教助手。GIホースが東京で再度、大きな勲章を狙う。

 (12)リーチザクラウンは僚馬アイアンルックとともに午後2時39分に到着。寝ワラやつけられたカイバをもりもり食べていたが、馬房の中でキョロキョロしたり、グルグル動き回ったりとやや落ち着きのない仕草が目立った。「馬房が変わった時はいつもこんなもの。結構デリケートだから。ただカイバを食べているのはいいことだな。数字的には前走より10キロくらい増えるかも」と村木厩務員。皐月賞13着は自滅した形だっただけに「この馬のライバルは自分。どういう状態で馬場に入れるかやな」。返し馬の走りに注目だ。

 (13)シェーンヴァルトは午後3時半に到着。馬運車から降りた時に跳ね上がったが、「カメラのシャッターの音が嫌いなので」と大西調教助手。その後は落ち着きを取り戻して馬房へと入った。「何度も輸送していますし、馬運車の中で落ち着いていました。皐月賞の後は月、火曜くらいまでは疲れが出ましたが、水曜はふだんくらいの元気がありましたし、その後は順調です」。ただ、悪化している馬場は「(デイリー杯を)レコードで走っている馬。良馬場の方がいいかも」と心配な様子だった。

 (14)ゴールデンチケットの早川調教助手は「輸送は問題ない馬。前走より状態はいいし、時計のかかる馬場も歓迎」と笑顔を見せた。

 (15)アーリーロブストは「近走はやる気を出し過ぎかな。リラックスして走れれば」と原田厩務員。折り合いさえつけば、のムードだ。

 (17)アイアンルックの戸高厩務員は「輸送は問題なかった。良馬場がいいけど、それはみんな同じでしょう。前走の不利はかわいそうだったが、ダメージがなかったのは何より。今回はスムーズに競馬させてあげたい」と巻き返しを期待。

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