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第15回武蔵野S(14日、東京11R、GIII、3歳上オープン国際、別定、ダ1600メートル、1着本賞金3800万円=出走16頭)6番人気グロリアスノアが、直線で内から抜け出して重賞2勝目を飾った。1分36秒6(良)。大井所属の戸崎圭太騎手(30)=香取和=はJRA重賞初勝利。矢作芳人調教師は、13日の京王杯2歳S(グランプリボス)に次ぎ土日の東京で重賞連勝となった。
4カ月ぶりの休養明けでも問題なし。グロリアスノアが、大井の名手を背に力強く抜け出し、今年1月のGIII根岸Sに続く重賞2勝目を挙げた。
「道中はいい感じで運べたし、前が開いた時も馬に力があったから楽に抜け出せた。強い勝ち方だった」と戸崎圭。内めの4~5番手を楽に追走し、直線で前が壁になったが追い出しを我慢。残り200メートル手前で空いたスペースに一気に突っ込み、力強く抜け出す。馬の力を信頼した、鮮やかな手綱さばきだった。
戸崎圭は10Rの勝利で昨年に続くJRA年間20勝を達成したばかり。JRAへ移籍するための第一次試験の免除(申請年を含む3年間でJRA20勝以上を2回以上)の条件もクリアだ。
公営・南関東で14日現在246勝、3年連続リーディングに向けて快走する名手は「残りのレースに集中してそのあとで考えたい」とすぐのJRA移籍に明言は避けたが、「ひと区切りついたことは確か。チャンスがあれば挑戦したい」と熱い気持ちも伝えた。
ノアの次走はJCダート(12月5日、阪神、GI、ダ1800メートル)が濃厚。戸崎圭ともども、今後の活躍から目が離せない。(松永昌也)
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