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生前父がよく使った言葉に「結構毛だらけ猫灰だらけ」というのがある。母と小競り合いをした時、
「もう○○してやらないよ!」と言われた直後に父はこれを使った。「結構だ!」という意味で使っているのは幼心に理解したが、なにゆえ「結構が毛だらけ」で「猫が灰だらけ」なのか最近まで判らなかった。どうでもいい話だが、ふとこれを思い出し調べてみた(笑)。
そもそもこの言葉は、故・渥美清さん主演の「男はつらいよ」シリーズの作中で、寅さんが使った啖呵売(たんかばい)の口上の一部。「結構毛だらけ猫灰だらけ、お尻の周りは○○だらけってねぇ。タコはイボイボ、ニワトリゃハタチ、イモ虫ゃ十九で嫁に行くときた。(中略)……色が黒くて貰い手なけりゃ、山のカラスは後家ばかり……」と続くが、灰だらけの猫など見たこともないし、四字熟語やことわざでも猫と灰が入ったものを知らない。ずっと疑問だったが調べた結果、俳句の季語に「かまど猫」という冬の季語があり、かまどの灰で丸くなって温まる様子を表したこの語が語源だろうということがわかった。
さて、寅さんと言えば上下薄茶色のブレザーとパンツに腹巻き、水色のダボシャツに首から提げたお守り、と出で立ちは決まっている。映画第一作が公開された1969年当時、既にこの出で立ちはポピュラーな服装でなかったように思うが、シリーズ49作品全てを通して、彼はこのスタイルでスクリーンに現れ全国民を魅了した。
ブレないということは美しい。寅さんの出で立ちを見てカッコいいと思う人は少なかろうが、誰に何を言われても、どこで何を見ても自分のスタイルを変えずにその生き様を貫いたからこそ、寅さんは国民に愛されたし驚異的な長寿のシリーズ作品となったのだと思う。
ブレないことが成功の秘訣となる例で寅さんを引き合いに出したが、ブレずにいることがプラスに働くのは競馬も一緒だ。今週土曜・中山競馬場のメイン競走オーシャンステークスには、勝ち馬候補として「ブレない」馬が出走する。今日は、そんなブレない馬のための金言を紹介しよう。
曰く「短距離は短距離路線で一貫した馬」。
歴史を紐解けば、マイラーが長距離G1を制すというケースは結構あり、古くは春の天皇賞を勝ったクシロキングもそうだし、有馬記念を勝ったダイユウサクも然りだ。だがその逆は意外に少ない。3冠馬ナリタブライアンが高松宮記念に出走し、4着に敗れた話はあまりに有名だ。
トウシンマカオは15戦。そのうち8戦が芝の1200mだが、全て近9走中でのもの。距離選びのブレなさ加減は筋金入りで、阪神、京都で京阪杯を勝ち、57kgで臨める今回は絶好の舞台だ。適性を存分に活かし快勝することで、高松宮記念に駒を進めてほしい。
寅さんがこの世を去ってそろそろ30年……。信条もなく、座右の銘もなく、住処を変え、職を変え生き長らえる私だが、いつかは彼のように惜しまれて死にたい……。ふとそんな事を考えた。
(文:のら~り)
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