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「それでは皆様……グラチュをお持ちください!」
これは今から20年以上前、親友の結婚式の司会で私がやらかしたセリフだ。
以前の会社では新卒採用に携わらせてもらい、毎年何百人もの学生の前で会社説明会をしたが、あまり緊張した記憶は実は私にはない(笑)。
記憶を遡れば、当時の説明会で最多だったのが、赤坂で実施した学生数800人というものだが、この会で、ある学生が挙手し、当時の会社の海外戦略について訊いたことがあった。会場にいた会社の人間は私を含め4人。誰も海外戦略について語れるものなどいなかったが、他の3人が一斉に私を見るので仕方なく海外戦略の基本的な考え方、現状の人の配置、今後の展望などについて、「こうなんじゃないの? シランケド……」という話をし、終了後メンバーに感心されたのを覚えている。もちろん内容はハッタリだ(笑)。
そのくらい、想定せぬ出来事にも動じない私だが、この親友の結婚式だけは、後にも先にも他に例が見つからないくらい緊張した。台本を作り、何度も練習し、本番前の週には新郎を呼び出し流れを確認し、これ以上ないというほど準備に準備を重ねたが、いざ本番、それまで全く問題なく進んでいた式の、最も大事な祝杯を上げるタイミングで、なぜか私はグラスを“グラチュ”と言い間違え、以来暫くの間、サークルの同窓会でも乾杯といえば「それでは皆様、グラチュを……」というのが定例だった(笑)。
式が終わり親友に言われた。「まぁ、終始つまらない司会だったが、あの“グラチュ”だけは最高だった」と。
この一言で救われたのは言うまでもないが、以来私は人前で緊張をしない。見ているようで見ていないのがヒト、聞いているようで聞いていないのがヒト、という考えが基本的にあるので、緊張するだけバカらしいと思ってしまい、寧ろ緊張感が必要な場面で薄ら笑いなど浮かべてしまい、逆に叱られるくらいだ(笑)。
さて、緊張すると力を出せないのは結婚式のスピーチで、肩の力が抜ければ上手くいくが、それは競走馬の世界も一緒。今週土曜西日本のメイン競走・京都牝馬ステークスに寄せ、今日は“緊張”金言を紹介しよう。
曰く「人気の重圧を下ろした実力馬に注意」。
G1レースで圧倒的1番人気の馬が敗れ、翌年ボロボロになった同じ馬が不死鳥のように蘇るシーンはこれまで何度も見てきたが、これは往々にしてG1以外の重賞にも当てはまる。
ウインシャーロットは昨年の1番人気馬。レースではララクリスティーヌにハナ差負けたが、今年は追う立場で脚質的にも京都のほうが合いそう。リラックスして走れば、昨年1番人気の実力はここでは上位で、リベンジが叶う可能性は高い。
受験本番を前に緊張している生徒を見ていると、ある意味羨ましく思う。自分はいつから緊張しなくなったのか分からないが、緊張するくらい人生を真剣に生きるって、実は素晴らしいことだよな……と心の底から思うのである。
(文:のら~り)
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