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【天皇賞・秋 俺のチェックポイント】前走は馬場と暑さに泣いたジャックドール 単騎逃げなら大仕事も

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【天皇賞・秋 俺のチェックポイント】前走は馬場と暑さに泣いたジャックドール 単騎逃げなら大仕事も

天皇賞・秋の「俺のチェックポイント」は2日目。連日の登場となる大阪サンスポの長田良三記者は、今年の大阪杯勝ち馬ジャックドールにロックオンした。昨年は好位に控える形から0秒3差4着。単騎逃げが打てそうな今年は、大仕事もあるとみた。



〝連闘〟で臨む2日目は、今年の大阪杯でGⅠ初制覇を果たしたジャックドールに注目した。連覇を目指した前走・札幌記念は1番人気で6着に敗れたが、敗因さえ分かれば見直せるのは間違いない。早速、全休日明けの栗東トレセンで、藤岡調教師を直撃した。

「結構、雨が降って馬場が悪いのはそこまで(気にしない)かなと思っていたけど、通ったコースの違いもあった。勝ち馬にうまくやられたし、暑いのも影響した。ひ弱なところもあるタイプだからね」


当日は稍重という発表以上にパワーを要する馬場で、外を回ったジャックはスタミナをロスする形に。また、例年なら夏の北海道は過ごしやすいが、今年は猛暑の影響をもろに受けてしまった。グッと秋が深まってきた今は、「特に心配することもなく、順調にきています」と指揮官。体調面に問題がなく、週末も良馬場が濃厚とくれば、巻き返しを期待していい。

昨年のこのレースではパンサラッサにハナを奪われ、好位に控える形で4着。「自分の競馬ができなかった」とトレーナーは振り返る。それでも勝ったイクイノックスと0秒3差なのだから、悲観する必要はない。今回は強力な同型が不在で、単騎逃げも見込める。ならば、これまで4コーナーを先頭で回ってきた場合は8戦6勝という強さを思い起こしたい。

「逃げたときは粘り強さが増す。速い時計もあるし、追ってからもしっかりしている。スピードの持続力があるし、後続に脚を使わせられれば、十分チャンスはある」

藤岡調教師は不敵な笑みを浮かべた。心がグッと動いたが、まだ火曜。各馬の追い切りなども含めて、しっかりと結論を熟考していきたい。(長田良三)

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