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【のら~り勝ち馬予想の金言録】菊花賞2023「菊花賞はミスプロとノーザンダンサー」

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【のら~り勝ち馬予想の金言録】菊花賞2023「菊花賞はミスプロとノーザンダンサー」


「貧乏暇なし」は昔は「貧乏隙なし」と書いたのだとか。「貧乏で生活に追われ時間的余裕が生まれない」が正しい意味と思っていたが、これも後々付け加えられた様で、元来は「貧乏から這い出す隙間もないほど貧乏人は終始貧乏」という意味らしい。どおりで私がずっと貧乏なのも頷ける(笑)。

敬愛して止まない故・かなざわいっせい氏の競◯ブックの記事を愛読していた時分、氏のファーストフードに対する記述が面白くひどく笑わせてもらったが、この歳になり氏の言い分に妙に納得する自分がいる。

思い出すのは当時270円だった吉野家の牛丼と280円の味噌汁付・松屋の牛めしのどちらを食べるかの問題。この際、氏は牛丼を大盛りにするとかサイドメニューをどうするとかフツーの人が悩む類の選択肢を初めから切り捨てた。問題は極めてシンプルで牛丼か、牛めし&味噌汁か? 270円か280円か? その選択肢しか無かった(笑)。

結論を言うと氏は280円を採った。10円の味噌汁にどれだけの価値を感じたか定かではないが、そこに見られるのは「不要を全て削り必要だけを残す」という氏の美しい哲学だ。
「余分を減らし」「必要を残す」。いずれも大事でどちらか一方ということではないだろう。何でもバランスは大事で「余分がなく、必要がある」のが理想だ。


さて「余分を削り、必要を残す」と言えば競馬。競馬において余分(勝てない血)は排除され、勝ち馬の血は残る。その中で何が必要かが馬券検討の鍵となるが今週末西日本メイン競走・菊花賞には馬券検討上残すべき「ある血」が存在する。今週の金言を紹介しよう。

曰く「菊花賞はミスプロとノーザンダンサー」。

菊花賞を好走した馬なら五万といるが、勝つべくして勝った馬やその後も長距離路線で活躍した馬に絞って血統を調べると最大公約数的特徴が見られる。五代血統表のいずれかにミスタープロスペクター、ノーザンダンサーの血の両方が入っている馬が多いのだ。

例えば昨年菊花賞、暮れの有馬記念でも2着だったボルドグフーシュは父系・母系いずれにもノーザンダンサーの血が入り母系にはミスタープロスペクターの血が入る。
また一昨年の優勝馬タイトルホルダーも父系・母系両方にミスタープロスペクター、ノーザンダンサーの血が入り、それぞれクロスを形成している。

ドゥレッツァは父系、母系ともに両方の血が入る重厚血統。デビュー以来長距離を選んで使われていることや古馬に混じり3勝クラスを勝って4連勝で臨むローテーションも好感が持て、期待が膨らむ。

話を戻すが、氏の哲学に共感する私が最近好んで食すのは丸亀製麺の釜揚げうどん(並)だ。モノの値上げが激しく昼食1食がサラリーマンの懐に打撃を与える昨今、ネギと天カス、おろし生姜が入れ放題で340円の同メニューはファーストフード界最強だ。ドゥレッツァが勝ったらたまには野菜かき揚げでもトッピングして“豪華釜揚げうどん”でも食べてみようか(笑)。


(文:のら~り)

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このニュースへのコメント

BlackMac|2023年10月19日 15:58 ナイス! (1)

>のら~りさん
オールドファンとしては競馬物語期待しております。
CMのカツとカレーの出会いじゃないですけど、騎手と馬の物語も・・・

騎手と言えば
今回の有力馬に乗る騎手の実績を調べてみました。

騎手名
各率【芝3000~3600m】(芝全)

C.ルメール 騎手
勝率 【0.320】(0.245)
連対率【0.400】(0.419)
複勝率【0.640】(0.544)

横山武史騎手
勝率 【0.200】(0.159)
連対率【0.400】(0.284)
複勝率【0.400】(0.408)

川田将雅騎手
勝率 【0.030】(0.319)
連対率【0.121】(0.472)
複勝率【0.242】(0.553)

J.モレイラ 騎手
勝率 【0.000】(0.231)
連対率【0.000】(0.385)
複勝率【0.000】(0.492)

ルメール騎手が長距離に強いであろうことは予想していましたが、
川田騎手とこんなに差があるとは思いませんでした。
川田騎手はトータルの数字が凄いだけに長距離が苦手にみえるだけかもしれませんが。
横山武史騎手は全距離では川田騎手に水をあけられていますが、長距離では逆に川田騎手を圧倒しています。
モレイラ騎手は騎乗機会が1回だったので、評価は控えておきます。

ということで、騎手データからは
⑰ドゥレッツァと⑭ソールオリエンス推しになりました。

のら〜り|2023年10月18日 6:13 ナイス! (1)


 Black Macさん、いつもコメント
ありがとうございます。

4週連続でしたか…(笑) 
自分で分かってなかった…^^;

しかし、競馬って長くやっていると、歴史の中に物語が見えてきますよね…。

私の中で最も思い出深い菊花賞は、はるか昔、スーパークリークが勝ったそれです。

武豊騎乗の同馬が直線内ラチ沿いにスルスルと抜け出して勝った瞬間に思ったのは『競馬って強い馬が勝つとは限らないんだな…騎手が勝たせる競馬もあるんだ…』ということ。その後スーパークリークはGⅠでも長久手活躍しましたが、彼が勝つ中距離のレースは、天皇賞(秋)を含め、いつもそんなイメージでした^^;

リベンジ、といえば春の天皇賞でニシノライデンに斜行されて3着に入線→2着に繰り上がるも、骨折して1年の休養を余儀なくされたアサヒエンペラーの蛯沢騎手が、断然人気の、田原騎手騎乗のマックスビューティをタレンティドガールで差し切ったエリザベス女王杯が今でも忘れられません…。

アサヒエンペラーは私が生涯初めて買った馬券の馬です。単勝を持っていましたが、3着入線→繰り上がりねの2着。当時は何も思いませんでしたが、今になって振り返れば、残念な度合いが自分にそっくで笑えます。

ドゥレッツァは菊花賞から一流馬の仲間入りするパターンの一つに当てはまることは確かで、期待していますが、馬券を当てるならばソールオリエンスでしょうね(笑)。

ネタに尽きてしまったら…金言シリーズに競馬の物語でも織り込んて書いてみますか…^^;

BlackMac|2023年10月17日 17:18 ナイス! (2)

まずはハーパーしぶとく4週連続馬券内。ありがとうございます。

閑話休題、今年の皐月賞をソールオリエンスが勝った時点で頭に浮かんだのは2015年の菊花賞でした。
一番人気リアファルの内をすくったキタサンブラックが、リアルスティールの猛追をクビ差しのぎ、最後の一冠を手中にしました。
この仇討ちとして、レーベンスティールがソールオリエンスを破って菊花賞に勝つという妄想が膨らみました。
ところが、あろうことかレーベンスティールが回避。
ああ、つまらんと思ったのですが、
そういえば、この年の菊花賞をとれずに無念だったのは、リアルスティールだけではないことに気づきました。
そうです。一応戦って敗れたリアルスティールよりも、もっと悔しかったのは、出場できなかった2冠馬ドゥラメンテではないかと。
ということで、私のイチオシはドゥレッツァに決定。

さて5週連続馬券になってくれるでしょうか。

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