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ウマニティプロ予想家・霧が、今週の重賞出走馬の中から、特に的中への鍵を握りそうな1頭にフォーカス。指数・血統・調教を中心とした“予想的イマジネーション”で掘り下げていきます。
【ジャスティンパレス】
今年初戦の阪神大賞典を制し、その勢いのままに天皇賞・春も横綱相撲で勝利。
昨年のクラシック路線では脇役的な存在に過ぎなかった存在が、雲の上の存在とも言える同期の大将格・イクイノックスに堂々と挑戦状を叩き付ける。直接戦った日本ダービー、そして年末の有馬記念では途方もない差を感じさせたが、この半年間で差は詰まったのだろうか。
指数的な見地から見た場合、今年に入ってから本馬が刻んだ数字はかなり優秀。
阪神大賞典も天皇賞・春も近年の同レースの中では高いレベルの指数を記録しているだけではなく、ラップタイムを見ても最後まで極端には失速していない。死力を尽くした、出し切ったという感じの勝ち方ではないということだ。
3000m超の長距離戦の指数は中距離戦においてあまりアテにならないのは確かだが、少なくとも総合力や安定感といったものが昨年よりも格段に増しているのは間違いないだろう。
その充実度は走り方にも表れている。
元々本馬はデビューの頃から“体がしっかりしていない”という評価をされることが多く、実際にレースでも調教でも追い出す際や抜け出す際に体がフラつき、加速に時間を要したり真っ直ぐに走れていなかったりするシーンがかなりの頻度で見られた。
着順が伴ってきた神戸新聞杯や菊花賞でもそれは変わらなかったし、有馬記念においても鞍上のマーカンド騎手も「体がしっかりしておらずフラついた」とコメントを残している。
普通の馬ならば個性としてそうした面が残り続けそうなものだが、年が明けてからの本馬は20kg近く馬体が増加。その状態で走ったのが前述の阪神大賞典と天皇賞・春であり、この時の直線の伸び方はかつての危なっかしさが全く見られなかった。ルメール騎手の技術や相性の良さもあるのだろうが、馬自身にも文字通り”身が入った”状態で、ようやく能力を発揮できる下地が整ったと見ることもできるだろう。
血統的には父がディープインパクトということで、2200mという特殊な距離かつ、梅雨時期で癖のある馬場状態になることが多い宝塚記念向きというイメージはあまり湧かないが、同父の産駒で当レースを好走した馬は、タフな距離や馬場での好走があったり、2200mや2500mといった適性の近い距離での好走があったりする、王道とは少し外れた適性の持ち主が多い。
本馬は極めてタフな流れだった菊花賞の好走をはじめ、癖のある距離とコース形態である中京2200mでも強い勝ち方をしているように、過去の同父好走馬に近いキャラクターを有している。
4歳になって馬体が大きくなってパフォーマンスが上がったという特性も、最初から完成度の高い馬の多い父の産駒の中では異色で、父名だけで適性に欠けると判断するのは早計か。良質なスタミナやパワーを有する血がバランス良く組み込まれた母系も、今回の舞台における適性を後押ししているように映る。
長距離戦を連続して走った後だけに、残る問題は状態面ということになるが、1週前追い切りは馬なりのパートナーに追って追って先着。見た目の印象は良くないものの、この時の調教パートナーであるエルトンバローズが調教駆けするタイプなのか、この馬と併せる時はいつもこのような感じになる。
全体時計は伴っているし、終いの時計もしっかりとまとめているので、変に手控えた調整になっているよりは好感が持てるものと言える。後は最終追い切りでサラッと動かして、時計等に大きな問題がなければ、近走と同等の状態にあると判断していいだろう。
あとは実戦に行ってイクイノックスとの差がどれだけあるか。筆者の感覚では未だに大きな差を感じるのが正直なところだが、イクイノックスも海外遠征明けで初の阪神コース、しかも人気馬泣かせなレース質であることを考えれば、不安要素も少なからずある。
昨年とは別馬になっている本馬ならば、その後ろ姿を眺めるだけではなく、横に並ぶくらいの走りができる可能性はありそうで、脇役が主人公になるという、少年マンガのようなアツい戦いを期待したいところだ。
○霧(きり)プロフィール
ウマニティ公認プロ予想家。レース研究で培った独自の血統イメージに加え、レース戦績や指数等から各馬の力関係・適性を割り出す”予想界のファンタジスタ”。2023年1月には、長年の活躍が認められ殿堂プロ入りを果たす。
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コメント投稿
コメントの投稿は会員登録(無料)が必要です。タムちぃ|2023年6月21日 21:36 | (0) |
割と妄想が激しいコラムだった笑
とはいえ気持ちは分かる。
ルメールが乗るなら極端に酷い結果にはならないと信じようかな……
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>タムちぃさん
コメントありがとうございます。
予想からして8割方妄想で構成されている人間ゆえ、お見苦しい点はご容赦ください。
今回鞍上には触れていませんが、鮫島克駿騎手へと乗り替わりになるんですよね。
神戸新聞杯、菊花賞とそこまで悪い騎乗はしていないと思うのですが、その後は騎乗できなかった…。
そんな彼の奮起も、馬同様に期待しているところです。