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マイラーズCの追い切りが19日、東西トレセンで行われた。栗東では、中山記念4着の関東馬シュネルマイスターがCWコースでシャープな伸びを披露。動き、反応ともに申し分なく調教評価は最高の『S』。中間は栗東に滞在し順調に調整。今週グランドオープンを迎える京都競馬場で、2021年のNHKマイルC覇者が重賞奪取を狙う。
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どんよりとした曇り空を吹き飛ばす快走で、好気配をアピールした。中山記念4着のシュネルマイスターが、栗東CWコースで単走追い。騎乗した大村助手が好感触を伝える。
「軽くしまいで気合をつけてくれと(手塚調教師から)言われていたので、促しました。美浦にいるときに十分動けているので、いい状態で競馬に行けると思います」
序盤はゆったりとした脚取りでリズムよく進んでいく。徐々に加速ラップを刻み、直線に向いて一気にギアチェンジ。ゴール前で仕掛けられるとラスト1ハロン11秒9(6ハロン84秒5)と鋭い伸びで、ゴール板を駆け抜けた。動き、反応ともに申し分なく、調教評価は最高の『S』だ。
13日から、初めて栗東トレセンに滞在して調整。手塚調教師は「(長距離)輸送がないぶん、ギリギリまで調教を積めることが狙い」と意図を説明する。2年連続で参戦した阪神開催のマイルCSは2、5着。2021年は美浦からの前日輸送、22年は金曜輸送を行ったがテンションが高くなっため、輸送距離の短い栗東からの当日輸送を選択した。名畑助手は「うまくいくようなら、秋もそのパターンになるかもしれないので」と先も見据える。
レース当日も、落ち着いて臨めるように工夫。装鞍所に行くと気持ちが高ぶり、鞍を置くのもひと苦労するため、前走は厩舎で装鞍した。「すんなり鞍を置けましたし、そこまでテンションも上がらずに返し馬ができました」と効果を伝える。
今週グランドオープンを迎える京都の芝1600メートルが舞台。「パンパンの馬場がいいですね。勝負どころの下りで勢いもつくし、京都はいいと思います」と名畑助手が語れば、手塚調教師も「直線が長い外回りコースなら期待は十分ですね。前回以上に走れると思っています」と楽しみにする。
手塚厩舎は先週の皐月賞をソールオリエンスで制して勢いも十分。シュネルマイスターが新装・淀の舞台でGⅠホースの貫禄を見せつける。(長田良三)
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