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北陸で、砂の新女王が誕生だ。1番人気に支持されたテオレーマが、中団から末脚を伸ばして差し切り、初のGIタイトルを手に入れた。「返し馬から具合の良さを感じることができたので、自信をもって競馬をすることができました」と川田騎手が胸を張った。
厩舎開業3年目でGI初制覇を飾った石坂調教師は「ただただ、うれしいです。その気持ちでいっぱいです」と満面の笑み。今後については「ここが一番の目標。一旦、ゆっくりさせます。今後は馬の様子をみて」と話した。
◇
◆斎藤騎手(マドラスチェック2着)「自分の競馬はできたけど、勝ち馬の決め手が上でした。距離はこのくらいがちょうどいい」 ◆武豊騎手(リネンファッション3着)「スタートが良くなく、砂をかぶったら嫌がったので1、2コーナーから上がっていったけど、直線では手応えがなかった」 ◆松山騎手(レーヌブランシュ4着)「小回りコースということもあり、道中から忙しい感じでした」
■テオレーマ 父ジャスタウェイ、母スターズアラインド、母の父シーザスターズ。鹿毛の牝5歳。栗東・石坂公一厩舎所属。北海道浦河町・笠松牧場の生産馬で、馬主は水上行雄氏。戦績21戦6勝(うち地方4戦2勝)。獲得賞金1億5200万7000円(うち地方7685万円)。重賞は2021年交流GIIIマリーンCに次いで2勝目。JBCレディスクラシックは石坂公一調教師、川田将雅騎手ともに初勝利。馬名の意味は「定理(スペイン語)」。
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