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ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回はプロキオンステークス2021・血統予想をお届けします!
今年は京都競馬場整備工事に伴う開催日割の変更があり、プロキオンSは中京ダート1400mから小倉ダート1700mに舞台を移して開催される。なお、当該コースでの重賞施行歴はなく、小倉競馬場でダート重賞が施行されるのも99年東海ウインターS以来22年ぶりのこととなる。
過去10年、小倉ダート1700mの牝馬限定戦を除く古馬混合特別戦で最多勝利数を記録しているのが10勝を挙げるネオユニヴァース。次点で9勝のキングカメハメハとクロフネが続く。ほか、今回出走するメンバーの種牡馬のなかでは、ヘニーヒューズやバゴ、ロードカナロアも同条件で好走率・回収率ともに優秀な成績を収めている。
ウェスタールンドは、父ネオユニヴァース×母ユーアンミー(母の父Marquetry)。ミクロコスモスの全弟で、コズミックフォースやヴェイルネビュラ、サルファーコスモスの叔父にあたる血統。本馬は小倉ダート1700mで好相性を示すネオユニヴァース産駒となるが、自身も18年薩摩S(1600万下)を快勝している実績を持つ。また、捲るような立ち回りを得意とすることから機動力を活かせる小回りコースも申し分ない。8歳で重賞初制覇を達成し、前走東京大賞典も3着とあれば、9歳という馬齢も気にならないだろう。
ワイドファラオは、父ヘニーヒューズ×母ワイドサファイア(母の父アグネスタキオン)。近親にミリオンディスクやアムールポエジーがいるエイプリルソネットに遡る牝系。本馬は20年かしわ記念でJpn1制覇を飾り、前走さきたま杯では58kgの斤量を背負いながらも3着と好走していたように、やはり機動力を活かせる小回りコースが合っている。また、ヘニーヒューズ産駒は道悪時に好成績を残していることから梅雨時の開催も追い風となりそうで、1周コースを自分のかたちで運べれば58kgでも簡単には止まらない。
メイショウカズサは、父カジノドライヴ×母プレシャスエルフ(母の父コロナドズクエスト)。キアロスクーロの半弟で、近親にはサンライズクォリアやヒカリシャトルがいる血統。小倉ダート1700mでカジノドライヴ産駒の好走例は平場戦に集中していることから上級戦では強調しづらいが、特別戦で唯一の勝利実績を持つ馬が本馬となり、そのときの勝ちタイムも良馬場で1分43秒8と悪くないものだった。自分のかたちで運べないと脆いところがある一方で、昨年の夏から秋にかけて4連勝していた実績から夏馬の可能性も一考したい。
【血統予想からの注目馬】
⑨ウェスタールンド ⑧ワイドファラオ ③メイショウカズサ
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