中央競馬ニュース

【東西現場記者走る】ビーチサンバ、踊る予感!

 0   3   1,980
シェアする  x facebook LINEで送る
【東西現場記者走る】ビーチサンバ、踊る予感!

 1週間の密着取材で阪神ジュベナイルフィリーズの勝ち馬を探すGI連載『東西現場記者走る』は4日目。引き続き栗東トレセンに滞在する東京サンスポの板津雄志記者(39)は、友道厩舎の2頭ビーチサンバとレッドアネモスに注目した。かたや重賞2着の良血馬で、かたや2戦2勝の無敗馬。どちらも甲乙付けがたい素質の持ち主だ。

 友道厩舎の近くまで行き、その姿をじっくりと観察した。視線の先にはビーチサンバ。デビュー2戦目のアルテミスSで2着に入った素質馬だ。追い切り翌日とあって、この日はひき運動のメニューだったが、隙がないというか何というか…。私の前を通るたびにひとにらみ、ふたにらみ。その気の強さがレースで生きているのだろう。

 ビーチは母が重賞4勝、GI2着3回のフサイチエアデールで、全兄は朝日杯FSを勝ったフサイチリシャールという良血。今回、初コンビを組む福永騎手は、その母、兄に騎乗したことがあり、1週前追い切りの感触を踏まえ、比較してもらった。

 「兄に似ていて、パワーがある。少し気難しさはあるけれど、走れば変なことはしない。母もバランスが良くて乗りやすかった。軽すぎず、力強さがある感じ」

 鞍上はこの母系の長所を熟知。「初戦みたいな競馬がいいかも。長くいい脚が使える印象。リシャールも2、3番手から押し切るスタイルだった」。未勝利から4連勝で2歳王者に君臨した兄と重ね、レースでのイメージを膨らませた。

 2着だったアルテミスSはハイペースを早めに抜け出す形になった結果。むしろ、2戦目でこれだけの走りができたことが、改めて血の良さ、能力の高さを物語る。担当の島助手は「最初に、走る馬の皮膚の良さを感じた。今は寒くなって冬毛が出ているけれど、中身はしっかりしてきている」。かつてダービー馬ウイニングチケットを担当した腕利きが、素質に太鼓判を押した。

 ただ、同じ厩舎にも強いライバルがいる。新馬-サフラン賞を連勝中のレッドアネモスだ。デビュー前から調教の動きがピカイチでずっと注目していた。担当の杉村助手は「とにかくエネルギッシュ。パワーなど能力をコントロールできれば、かなり走れると思う。うまく持っていければモンスター級になるかも」と手応え十分。6分の3の抽選を突破した運があるサヴォワールエメも含め、友道厩舎の3頭から目が離せない。(板津雄志)

★阪神JFの枠順はこちら 調教タイムも掲載

この記事はいかがでしたか?
ナイス (3)

このニュースへのコメント

コメントはありません。

関連競馬ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース

会員登録(無料)でできること

レース情報

今週の注目レース

6月9日()
エプソムC G3
函館SS G3

⇒今週の番組表へ

先週のレース結果

6月2日()
安田記念 G1
6月1日()
鳴尾記念 G3

⇒先週の番組表へ

総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
73,123万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 テーオーロイヤル 牡6
51,827万円
9 セリフォス 牡5
51,113万円
10 ナミュール 牝5
50,963万円
» もっと見る

3歳
1 ジャスティンミラノ 牡3
40,307万円
2 ダノンデサイル 牡3
38,200万円
3 ジャンタルマンタル 牡3
32,053万円
4 ステレンボッシュ 牝3
28,331万円
5 アスコリピチェーノ 牝3
22,165万円
6 チェルヴィニア 牝3
21,519万円
7 シンエンペラー 牡3
19,041万円
8 コスモキュランダ 牡3
15,392万円
9 レガレイラ 牝3
11,278万円
10 ライトバック 牝3
11,256万円
» もっと見る