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【沢田康文の欧州リポート】仏GIII制覇アキヒロに期待!

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【沢田康文の欧州リポート】仏GIII制覇アキヒロに期待!

 11日のGIIニエル賞を制したマカヒキは、2着と僅差だったことで厳しい評価も聞かれた。だが、レースの上がり3ハロンが33秒98という瞬発力勝負では差がつかないのも当然。ルメール騎手が話したように、超スローでも折り合いがついたこと、コースを経験できたのは大きな収穫だった。

 さて、8日のシャンティーでもディープインパクト産駒で日本生まれのアキヒロ(仏=A・ファーブル、牡)がGIIIシェーネ賞(2歳牡・セン、芝1600メートル)を制覇した。生産者のヴェルメテール兄弟は仏競馬界を代表するオーナーブリーダー。生産には祖父ピエールの代から関わり、近年の生産馬にはゴルディコヴァ、ソロウの超一流マイラーがいる。

 興味深いのは、生産のポリシーとして新種牡馬との交配は極力避ける傾向がある。たとえば昨年、37年ぶりに米3冠を達成して今春から種牡馬生活に入ったアメリカンフェイローのもとには繁殖牝馬を送っていないが、その父パイオニアオブザナイルには積極的に種付けを申し込んだという。

 アキヒロの母バーマ(父アナバー)は、E・ウィルデンシュタイン氏所有馬ビューティーパーラー(英国産、父ディープインパクト)が2012年に仏1000ギニーを勝つなど活躍したことでディープの血を認めた同兄弟によって13年春に北海道へ送られた。そして、翌14年2月21日にノーザンファームで誕生したのがアキヒロだった。

 凱旋門賞当日の2歳GIジャンリュックラガルデール賞(芝1600メートル)への出否はファーブル調教師の判断にゆだねられるということで、マカヒキとの共演の実現は未定だが、今後の活躍が大変楽しみだ。 (在仏競馬記者)

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