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【セントウルS】復活誓う!ブルズアイ末脚勝負に徹す

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【セントウルS】復活誓う!ブルズアイ末脚勝負に徹す

 阪神競馬場ではサマースプリントシリーズの最終戦・セントウルステークス(11日、GII、芝1200メートル)が行われる。エイシンブルズアイCBC賞(9着)で期待を裏切ったが、動き、状態とも急上昇中。自慢の末脚で強豪ライバルを蹴散らし、大目標のスプリンターズS(10月2日、中山、GI、芝1200メートル)へ駒を進める。

 勝負の秋がやってきた。短距離王を目指すエイシンブルズアイの始動戦。前走のCBC賞9着から巻き返しに挑む。

 「前回は体が重かったね。それに位置を取りに行って、持ち味を生かせなかった。でも、末脚勝負がいいと改めて確認できたし、間隔をあけると緩みやすい馬なので、使ってよかったと思う」

 野中調教師が前向きに振り返った。CBC賞はデビュー以来最高馬体重の480キロで出走。荒れた馬場も考慮して、内めの〔2〕枠(2)番からいつもより積極的に運んだが、結果的に裏目に出てしまった。1番人気を裏切ったが、敗因ははっきりしており、陣営に悲観の色はない。

 この中間は放牧でリフレッシュし、帰厩後は順調に乗り込みを消化。心身ともに、反撃の態勢は整っている。「今回は470キロ台で出走できそう。前回はつくりが甘かったけど、早めに帰厩させて体を絞ってきたし、前向きさも出てきた」とトレーナーは状態のよさを強調する。

 3走前のオーシャンSで重賞初制覇。後方で脚をためると、直線は外からグイグイ伸びて鮮やかに差し切った。続く高松宮記念(5着)でも、上がり3ハロン33秒3とメンバー中2番目に速い脚で追い上げたように、スプリント界ではトップクラスの決め手をもつ。自分の競馬に徹して、GIホースのビッグアーサースノードラゴンなどの強豪ライバルに立ち向かう。

 「(先行馬が残りやすい)開幕週だけど、この馬の競馬をするだけ。この強い相手にどれだけ脚を使えるか。本番につながるレースをしたい」と指揮官。前哨戦で2つ目のタイトルを奪取し、大目標のスプリンターズSへ弾みをつける。 (鈴木康之)

★セントウルステークスの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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