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2023年度のJRA賞受賞馬が9日、発表され、最優秀3歳牝馬はリバティアイランドが受賞した。
最優秀3歳牝馬は、もちろん史上7頭目となる牝馬3冠を達成したリバティアイランド。満票こそ逃したが、堂々の選出となった。受賞の一報に、中内田調教師は感謝の言葉を並べた。
「最優秀2歳牝馬に続く、最優秀3歳牝馬のタイトル受賞を感謝しております。大変光栄です。このような馬に携わることができたのは名誉であり、光栄なことと思っております」
2023年は阪神JFからぶっつけで挑んだ桜花賞で豪快な追い込みを決めると、オークスは正攻法の競馬で6馬身差の圧勝。秋華賞は早めに進出する危なげないレース運びで2020年デアリングタクト以来となる牝馬3冠を達成した。
「昨年の牝馬3冠達成は第一にリバティアイランドが頑張ってくれたおかげであり、牧場スタッフ、厩舎スタッフ、川田騎手が1つのチームとして力を合わせた結果であるとも思っております」
JRAの公式YouTubeチャンネルで公開されているジョッキーカメラで、川田騎手が〝お嬢さん〟と呼んでいることが話題になったり、レースごとに変わる髪飾りが注目されるなど、ただ強いだけではなく、愛されるキャラクターも確立。秋華賞の後はジャパンCに参戦し、世界ランク1位のイクイノックスと対決。2着に敗れたが、現役最強クラスの実力を改めて証明した。
現在は滋賀・ノーザンファームしがらきに放牧に出て英気を養っている。次走は未定だが、イクイノックスが引退した今年は国内外で日本競馬を引っ張っていく活躍が期待される。トレーナーも「今年もタイトルの名に恥じない活躍ができるようにチーム一同、力を合わせて頑張って参ります」と気を引き締め直した。さらにパワーアップした姿でターフに復帰する日が待ち遠しい。(増本隆一朗)
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