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東大卒の漆山貴禎記者がGI的中への方程式を導き出す「漆山教授のGI因数分解」。3週連続GI的中と勢いに乗る“教授”は打倒エフフォーリア候補として2頭を挙げた。
◇
無敗の2冠制覇を狙うエフフォーリアが不動の主役。そこで、今回は“ストップ・エフ”候補を探ってみたい。
(1)瞬発力に着目
先週のオークスは阪神JFで上がり3ハロン最速をマークしていたユーバーレーベンが快勝した。やはり大舞台での末脚は注目に値する。日本ダービーでは第1冠の皐月賞組にクローズアップすべきだろう。皐月賞で上がり最速だった馬は過去10年のダービーで5勝。2014年ワンアンドオンリーのように4着から逆転Vを果たした例もある。
(2)府中12ハロンはお任せ
東京芝2400メートル・オープン戦(11年以降)の厩舎成績ベスト5が表2。3位にランクインした国枝厩舎は、先週のオークスでアカイトリノムスメを2着に好走させている。ダービーにも4厩舎が名を連ねているのはさすがだ。
《注目馬》 ヨーホーレイクは皐月賞でエフフォーリアを上回る上がり3ハロン36秒6をマーク。5着とはいえ、2着とは0秒1差だった。キャリア5戦で全て上がり最速をはじき出しており、東京で真価を発揮しそうだ。友道厩舎が表2で1位という点も心強い。
国枝厩舎からはサトノレイナスがエントリー。先週のオークスと同じくルメール騎手との黄金タッグで臨む。昨今のGIでの牝馬の強さを思えば侮れない存在だ。他の馬も含めて、エフフォーリアを負かす可能性があるのか。最終結論までじっくりと考えたい。 (漆山貴禎)
★日本ダービーの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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