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【俺のチェックポイント】ダンビュ去勢で激変ムード

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【俺のチェックポイント】ダンビュ去勢で激変ムード

 東西トレセンで取材する記者が日替わりで、GI出走馬の気になる点を関係者に直撃する連載「俺のチェックポイント」。天皇賞・春の最終日は、大阪サンスポの渡部陽之助記者が去勢効果で一変が期待できそうなダンビュライトの、好走の可能性について迫った。

 ◇

 天皇賞・春の印を打つ金曜。◎はフィエールマンに決めたが、相手が難しいメンバー。中でも気になるのが、昨年12月に去勢手術を行い、セン馬として臨むダンビュライトだ。

 2008年から出走が可能になったセン馬は英国のレッドカドーが13年3着で、カレンミロティックが15年3着、16年2着と馬券に絡んだ。折り合いがモノをいう長丁場。課題の気性難を、去勢効果で克服して折り合いがつきやすくなっているのかどうかはチェックしなければならない。

 「以前から話は出ていた。馬具を工夫したが効果がなくて、前走後に去勢しました。気性面での効果は普段の様子からは感じられないけど、カイ食いは以前よりいいし、体の張りもいい。この去勢で、いい方に出れば」と担当の浜田助手が説明してくれた。

 気性面の効果は、レースに行ってみないとわからない。しかし、男性ホルモンの減少により女性ホルモンが活性化。筋肉に柔らかみが出て、動きは切れを増しているようだ。

 4月22日の1週前追い切りは坂路4ハロン50秒7の一番時計で、昨年の最優秀短距離馬インディチャンプに先着。「あんなに動くとは思わなかった」と同助手も驚きを交えて振り返る。29日の最終追いも4ハロン51秒6で馬なり先着と、状態面は問題なさそう。30日に発表された調教後馬体重が前走から6キロ増えているのも好感が持てる。

 前走のジャパンCは14着。スタンド前で大観衆の声援でテンションが高くなったことも響き、2番手追走から直線半ばで後退した。その点、京都コースは京都記念V、京都大賞典2着、菊花賞5着と重賞でも実績がある。

 「地下馬道からダートコースを通る東京の馬場入りを嫌がっていた。京都は(地下馬道から)そのまま芝なのでゴネることはないし、その分プラスに働くと思うよ」と同助手は舞台替わりを歓迎。初めての無観客競馬も大歓迎だろう。

 音無調教師は「追い切り後も変わりなくきている。距離は少し長いかもしれないけど、菊花賞でも頑張っていたからね。去勢の効果は1度走ってみないと分からない。枠は内の一番いいところをもらった」とひそかに闘志を燃やしている。

 人気薄だが軽視は禁物。後悔したくないので、印を回すことにした。(渡部陽之助)

■「GI・俺のチェックポイント」 現場記者が週末のGI出走馬のなかで、自分が気になる馬を独自の焦点をもとに取材。記者は日替わりで、火~土曜付に掲載する。

★天皇賞・春の出馬表はこちら 調教タイムも掲載

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