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【ナッソーS】ディアドラ、英GI制覇!次走9・14アイリッシュチャンピオンS参戦も

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【ナッソーS】ディアドラ、英GI制覇!次走9・14アイリッシュチャンピオンS参戦も

 【ロンドン2日】1日に行われた英GIナッソーS(3歳上牝馬、芝・右1980メートル、9頭立て)は、オイシン・マーフィー騎乗のディアドラ(栗・橋田、牝5)が制した。日本調教馬では2000年ジュライCのアグネスワールド以来、史上2頭目の英国GI制覇。その動向は国内外で注目を集めることになった。

 後方待機から鮮やかにインを突いての差し切り勝ち。7番人気タイ(単勝21倍)と現地では伏兵の域を出ない評価だったが、マーフィー騎手は胸を張った。

 「僕は日本の馬をとても尊敬していました。だから、ここで勝つことができたのは本当に素晴らしいことです」

 昨年末から年明けにかけて短期免許で来日し、25勝をマークした23歳の若き名手。質の高さを体感していた日本馬での勝利に喜びを爆発させた。

 ドバイ、香港を経て英国での2戦目。海外通算6戦目での勝利に橋田調教師は「後ろから行くのは、この馬を研究してくれたオイシン(マーフィー騎手)の作戦。最高に乗ってくれました」と鞍上をたたえ、「日本の馬が、高低差のあって長い坂もあるイギリスの競馬に挑戦して勝てたことは意義があります」と日本競馬界にとっての収穫を強調した。

 次走について明言は避けたが、登録のあるアイリッシュチャンピオンS(9月14日、レパーズタウン、GI、芝2000メートル)参戦も十分に考えられる。相手は一気に強化される見込みだが、ナッソーSの勝ちタイムは1999年のGI昇格後、最も速いものだった。高低差のあるニューマーケット調教場で鍛えられ、“現地仕様”にモデルチェンジしたディアドラなら、さらなる強敵打破も不可能ではないはずだ。

ディアドラ 父ハービンジャー、母ライツェント、母の父スペシャルウィーク。鹿毛の牝5歳。栗東・橋田満厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は森田藤治氏。戦績は25戦8勝(うち海外6戦1勝)。重賞は2017年GIII紫苑S、GI秋華賞、18年GIIIクイーンS、GII府中牝馬Sに次いで5勝目。ナッソーSは橋田満調教師、オイシン・マーフィー騎手ともに初勝利。馬名は「ケルト神話に登場する女性名」。

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