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【安田記念】アーモンドアイ、3馬身ぶっち切り!

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【安田記念】アーモンドアイ、3馬身ぶっち切り!

 東京GI5連戦を締めくくる安田記念に出走する、昨年の年度代表馬でGI5連勝中のアーモンドアイ(美浦・国枝栄厩舎、牝4歳)の追い切りが29日、茨城・美浦トレセンで行われた。主戦のクリストフ・ルメール騎手(40)が騎乗してウッドチップ(W)コースの3頭併せで、抜群の反応を見せて3馬身先着。ドバイ遠征からの帰国初戦となるが、仕上がりに不安はなく、陣営も万全の態勢に笑顔を見せた。

 どこまでも突き抜けていきそうだった。アーモンドアイの末脚は令和になっても切れ切れ。ドバイターフ快勝から帰国初戦の不安を吹き飛ばす動きを見せた。

 「フットワークがよくなりました。最後もスムーズに伸びています。これで(レースでは)もっと速い加速ができます」

 ルメール騎手の浮き浮きとした笑顔は、最愛の恋人に再会したかのよう。それだけこの日の動きは抜群だった。

 小雨降る美浦のWコースで、先行するノチェブランカ(3勝クラス)、アンティノウス(同)を追いかけてスタート。折り合いはぴったりで、コーナーワークで最内へ。直線で鞍上がゴーサインを出すと、桁違いの加速力を発揮。あっという間に前を捕らえて楽々と3馬身突き放した。6ハロン81秒5-12秒2の瞬発力。水分を含んで重くなったウッドチップとは思えないほど、軽々と駆け抜けた。

 「ごらんのとおり、スムーズな反応。申し分ないでしょ」

 国枝調教師は、これ以上の言葉はない、という様子。海外からの帰国初戦で、検疫、着地検査など自由に調教できない時期もあったが、順調にメニューを消化してきた。「全く(遠征前と)変わりないね。ドバイからの輸送もクリアして、体調は心配ないし、調整はうまくいったんじゃないかな」と、自信を持って送り出す。

 今回は桜花賞以来の1600メートル戦。しかも毎週のようにレコードタイムが出ている超高速馬場だ。「東京は大きなコースだから、1600メートルは十分こなせると思う。馬場は速すぎるよね。全体が早め早めに動いているから、ゲートは重要になるかな」とトレーナーは話すが、ジョッキーは「ジャパンCもドバイもいいスタート。ゲートの中でリラックスしていれば大丈夫」と自信満々だ。

 GI馬7頭が顔をそろえる超豪華な一戦。「メンバー(のレベル)がひとつ上がって油断はならない」と国枝師は言うものの、「実績を考えれば(この相手でも)対応できるはず」と、自信に満ちた笑みを浮かべる。

 秋華賞の大外一気、ジャパンCの超レコードVに、ドバイターフで世界の強豪を撃破と、走るたびにファンに衝撃を与えるアーモンドアイ。勝てば歴代トップのGI出走機会6連勝となり、父のロードカナロアやテイエムオペラオーに並ぶ。ルメールが「彼女はスーパーホースです!」と断言するその走りで、再び日本中を熱狂させる。 (柴田章利)

★安田記念の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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