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今年11勝を挙げ、JRA所属の関東騎手としてトップを走る三浦皇成騎手(29)=美・鹿戸=が、東京新聞杯で4走ぶりにロードクエストとコンビを組む。通算700勝も目前に迫っており、今週中のメモリアル達成も十分。癖を知る相棒の持ち味を引き出し、20代最後の一年をますます加速させる。
三浦騎手が好調だ。先週は土曜メインの白富士Sを6番人気ブラックスピネルで鮮やかに逃げ切るなど3勝をマーク。今年は美浦所属で2桁一番乗りとなる11勝を挙げている。20代最後の年で好スタートを切った。
「いい馬に乗せてもらっているおかげ。勝つことが一番の自信になる」と好循環で迎える東京2週目。東京新聞杯では昨秋の京成杯AH(4着)以来、4走ぶりにロードクエストの手綱が巡ってきた。
待望のコンビ復活を前に、30日には3頭併せの実戦型スパーで感触を確認。Wコース4ハロン54秒7できっちり最先着を果たし、「硬くなりやすいタイプだけど、厩舎の方でケアしてくれているので柔らかみがあった。緩さも感じるけれど、疲れからくる緩さじゃない。いいイメージで競馬に向かえる」と合格点のジャッジを与えた。
これまで騎乗した7戦では昨秋パラダイスSの2着が最高だが、当時は4コーナー2番手とそれまでにない積極策で見せ場を演出。「とにかくゲートを出たなりで気分良く走らせたい。ためてもはじけないときもあるし、枠順や馬場もあるから」と今回も柔軟なレースプランで臨む。小島調教師も「昔は切れるイメージだったけれど、今は以前ほど切れないぶん、脚を使えるのが長くなっている。どんな競馬でも大丈夫だし、(三浦)皇成に任せたい」と全権委任の構えだ。
通算700勝の大台にあと“6”と迫る今、是が非でも欲しい重賞のタイトル。「結果が求められる世界だし、そこは常に意識したい」と気合を入れ直して最高の結果を求めにいく今週末だ。 (内海裕介)
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