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【パリ5月31日】フランス版ダービーの第175回ジョッキークラブ賞(GI、せん馬不可、芝・右2100メートル)がパリの北40キロにあるシャンティー競馬場で14頭によって争われ、ニューベイ(英国産、仏=A・ファーブル、牡3、父ドバウィ)が1番人気に応えた。
タイムは昨年、ザグレーギャツビーがマークしたレースレコードに0秒11差に迫る2分5秒69(良)。1着賞金85万7100ユーロ(約1億1657万円)。デビュー戦2着後、2戦目で勝ち上がり、GI仏2000ギニー2着を経ての出走だった。コンビを組んだのは21歳のヴァンサン・シュミノー。障害のチャンピオン騎手だが、“二刀流”として話題になっており、平地GI初制覇がダービーという快挙となった。
この結果を受け、英国のブックメーカー(公認の賭け請負業者)大手のウィリアムヒル社ではニューベイに対し、凱旋門賞(10月4日、仏ロンシャン、GI、芝2400メートル)で、日本ダービー馬ドゥラメンテ(美・堀、牡3)と並ぶ2番人気11倍のオッズをつけた。1番人気は史上初の3連覇がかかるトレヴ(仏=C・ヘッド、牝5)で4倍だが、地元の凱旋門賞を目指すのが当然といえる仏ダービー馬と並んだことで、ドゥラメンテの評価の高さが分かる。
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