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根岸ステークスの追い切りが26日、美浦トレセンで行われた。岩手競馬所属のラブバレットはダートの北Cコースで抜群のスピードを見せつけた。管理する菅原勲調教師(53)は、騎手時代に岩手の名馬メイセイオペラでフェブラリーSを制したレジェンド。調教師としてJRA重賞初制覇を狙う。
馬も少なく静かな美浦の北Cコース(ダート)で、岩手のラブバレットが、あいさつ代わりと言わんばかりに“弾丸”のようなスピードを見せつけた。主戦の山本聡哉騎手を背にハイラップを刻み、5ハロン62秒8(6ハロン79秒3)の猛時計で存在感をアピールだ。
「65秒くらいと思っていたけど、想像以上に時計が出ていた。状態がいいのでしょう。こちらで2本追い切って体は仕上がっている」
菅原勲調教師がデキに自信の表情を見せる。騎手時代に地方通算4127勝をマークしたトレーナーは、1999年フェブラリーSのメイセイオペラで地方馬初にして唯一のJRA・GI制覇を成し遂げた岩手競馬のレジェンド。今度は調教師として初めてJRA重賞の舞台に立つ。
岩手競馬の冬は馬場が閉鎖されるため、99年と同様に美浦入り。菅原師は「中央に挑戦できるのはうれしい。メイセイオペラのようになってほしいね」と当時を思い起こすように語る。ラブバレットは「調教師になって初めて自分で選んでオーナーに買ってもらった馬」で思い入れが深く、その期待どおり、中央馬が相手の交流重賞でも、クラスターCで2度の3着、前走の兵庫ゴールドTでも4着と活躍。着実に力をつけている。
手綱を託された山本騎手は昨年の岩手リーディングを獲得した実力者。「環境にも動じない精神力がある馬。スピードの乗りの速さと、前向きな性格がいいところ」とパートナーを頼もしく思う。レース翌日は29歳の誕生日。前祝いとなれば最高だ。
勝てば、フェブラリーSの優先出走権を得られるが、「1200、1400メートルがベスト。その距離で中央馬とどれだけ戦えるか。前走は砂をかぶる苦しい競馬でもいい走りができたし、ここでもスピード負けはしないと思う」とトレーナーはここに全力投球の構え。岩手のレジェンドが送り込む刺客が、18年前のように冬の府中を盛り上げる。 (板津雄志)
★根岸Sの出馬表はこちら 調教タイムも掲載
岩手競馬 東北で唯一の地方競馬で盛岡(オーロパーク)、水沢両競馬場で開催される。基本的に土日月曜の週3日間開催で、1月中旬から3月上旬までの厳冬期はシーズンオフ。2016年シーズンの通常開催124日の売り上げは、254億500万円で前年度比113.6%だった。 地方で唯一、芝コースがある盛岡では、マイルチャンピオンシップ南部杯(10月9日、交流GI、ダ1600メートル)などの中央交流ダートグレード競走も組まれている。 かつて岩手県は日本屈指の馬産地で知られ、初の3冠馬セントライトも同県の小岩井農場で生産された。デビューから41戦連続連対の日本記録を樹立したトウケイニセイ、1999年のフェブラリーSを制し、地方所属馬による史上初にして唯一のJRA・GI制覇を成し遂げたメイセイオペラなど、岩手競馬からは多くの名馬が誕生している。
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