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第40回クイーンエリザベス2世カップ(27日、香港・シャティン、8R、GI、3歳上、定量、芝・右2000メートル、1着本賞金798万香港ドル=約1億374万円=出走10頭)日本から参戦した2番人気のエピファネイアは好位から追走したが、直線では伸び切れずに4着に敗退。2005年アメリカンオークスを制したシーザリオとの母子による海外GI制覇はならなかった。もう1頭の日本馬アンコイルドは10着。優勝は今年の香港ダービー馬で1番人気のデザインズオンローマだった。
エピファネイアは直線でもがき苦しんだ。デザインズオンローマから4馬身1/4差の4着。海外デビューはほろ苦かった。
「4コーナーまで悪くない感じだったけど、思ったより辛抱できませんでした」
福永騎手が唇をかみしめた。4番手の外を追走。4コーナーでも手応えはよく、上がっていったが…。ユーイチにとって2002、03年のエイシンプレストン以来となる3勝目を逃した。「前走と同じ(後方からの)競馬はしたくなかったし、攻めて勝ちにいった結果です」と語る。
エピファネイアは30日に帰国予定だが、次走については未定だ。(土井高志)
◆矢作師(アンコイルド10着) 「力んでいたし、終始リズムに乗れないままだった。成績がよければシンガポール遠征も考えていたが、帰国させます」
★香港ダービー馬デザインズ制覇
優勝したのは香港のJ・ムーア厩舎所属のデザインズオンローマ(愛国産、セン4、父ホーリーローマンエンペラー)で通算13戦6勝。香港クラシックC、香港ダービーとローカルGIを連勝しての挑戦だった。香港に移籍する前のアイルランド所属時に2歳GIヴィンセントオブライエンS2着の実績があるが、今回が国際GI初制覇となった。
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