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今週の東京開催は3日間開催で、3日とも重賞が行われる。その初日となる15日の東京メーンは、3歳牝馬による第49回クイーンカップ(GIII、芝1600メートル)。桜花賞(4月13日、阪神、GI、芝1600メートル)へ向かうためにも、ここで賞金を加算して、余裕を持ったローテーションを組みたいところだ。
ニシノアカツキ(美浦・武藤善則厩舎)は前走のフェアリーS2着でトリッキーな中山マイルも上手に対応した。「中山マイルの外枠(15番枠)というキツい条件をうまく克服してくれた。本来は馬場の広い左回りコースがいい馬。東京マイルはぴったりの条件だし、勝負根性が素晴らしい」と武藤師は再度の好勝負をもくろむ。
フォーエバーモア(美浦・鹿戸雄一厩舎)は阪神ジュベナイルフィリーズで1着レッドリヴェール、2着ハープスターに僅差で敗れて3着だったが、ゴール寸前まで見せ場たっぷりの好内容。「もう少しだったけどね。負けたけど内容がいいし、能力は再認識できた。ここはしっかりと勝ちたい」と鹿戸雄師はVを意識している。
その阪神JFで0秒4差6着だったのがマジックタイム(美浦・中川公成厩舎)。未勝利、きんもくせい特別と新潟外回りで2連勝しているだけに、東京コースも合いそうだ。息の長い末脚が武器で、展開が向けば直線一気も十分に考えられる。
1勝馬は登録が多く、抽選となる可能性もありそうだが、素質を感じる馬が少なくない。ヤマノフェアリー(栗東・矢作芳人厩舎)は2戦目の京都未勝利(1600メートル)で逃げ切り勝ち。全姉がデニムアンドルビー(2013年ジャパンC2着)という血統馬で陣営の期待も高い。前々でレースを進められるスピードが持ち味で、今回は初めての長距離輸送がカギとなる。
祖母に天皇賞馬エアグルーヴを持つカノーロ(美浦・堀宣行厩舎)や、レースぶりに大物感が漂うデルフィーノ(美浦・牧光二厩舎)、使いつつ着実に力を付けてきたイントロダクション(美浦・鈴木伸尋厩舎)、アルテミスS4着以来となるサクラパリュール(美浦・尾関知人厩舎)なども潜在能力は高く、出走できれば大いに楽しみだ。
★クイーンカップの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら
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