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今週20日は京都競馬場で3冠最終戦の菊花賞(GI、芝3000メートル)が行われる。主役は前哨戦の神戸新聞杯を快勝したエピファネイア。皐月賞馬ロゴタイプ、ダービー馬キズナが不在のラスト1冠は絶対に譲れない。
皐月賞、ダービーともに2着のエピファネイアが、牡馬クラシック最後の1冠に挑む。決戦が6日後に迫った14日、栗東CWでラスト1ハロン12秒0(5ハロン72秒0)をマーク。「大事にしていたのは折り合いと反応。しっかりクリアしてくれた」と角居調教師は満足そうだ。
データがエピファネイアを後押しする。1984年のグレード制導入後、ダービー2着馬は菊花賞に23頭が出走して7勝。対してダービー馬は17頭が出走して4勝で、その全てが3冠馬であることを考えれば、いかにダービー2着馬が菊花賞で強いかが分かる。しかも今年のメンバーでダービーの掲示板を確保したのはエピファネイアのみ。実績面でも断然の存在だ。
前走の神戸新聞杯では、ラジオNIKKEI杯2歳S以来の勝利を飾った。「やっとこの馬を乗りこなすことができた。道中は本当にいいリズムだった」と福永騎手。折り合い面での大きな収穫を得たエピファネイアなら、淀の長丁場を克服して悲願を叶えられるはずだ。
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