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【関屋記念】ケントオー、ベストの舞台で反撃

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 コース形態の変化+内枠ゲットがさらなる前進を予感させる。中京記念3着ケントオーから勝負といく。

 前走は4角16番手から勝ち馬ガリバルディと同じ上がりで追い込んではきたものの、好位差しが本来の形。ではなぜ、後方からになってしまったのかを検証すると…。

 外め(12)番枠が響いたのはもちろん、スタート直後にカーブするコース設定が行き脚を減速させた最大の要因であろう。中京マイル特有の落とし穴にまんまとはまり、皮肉にも“健闘王”に成り下がってしまったというわけだ。

 が、同じ左回りでも中京マイルと新潟マイルではだいぶ形態が異なる。新潟マイルはスタートしてから最初のコーナーまで十分すぎるほどのストレートが続く。これなら前走のようにわざわざ追い込みのオプションに頼らなくても済む。

 コース替わりに加え、内め(6)番枠をゲットできたのも追い風以外の何物でもない。「もう少し内枠だったら前走はさらに際どかったはず。だから今回は内枠がほしい」との和田騎手のリクエストどおりとなり、いよいよ“本来のケントオー”を拝める公算が大。

 「中京より新潟のほうが競馬がしやすい。今回は前で運べると思う」とジョッキーの前向きな口ぶりも実に頼もしく、もちろん小倉記念を11番人気クランモンタナで制した自身の勢いも追い風になる。

 毎度、毎度“日本一長い直線”のフレーズに騙されそうになるが、同レースの10年以降の勝ち馬は4角(1)(3)(2)(2)(5)(1)番手という有り様。ほぼ向正面で勝負が決している現状からも、もはやベスト舞台と言って差し支えあるまい。

 “究極の3連単”は1着にケントオー、2・3着にこちらも絶好の(4)番枠をゲットした同型ピークトラムを固定した計12点。向正面を注視しているだけでOKだ。(夕刊フジ)

関屋記念の枠順はこちら 調教タイムも掲載

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