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春の古馬の女王決定戦ヴィクトリアマイルを目指す牝馬の戦い=みちのく編=は、今年も波乱の結末に-。
4月23日の福島11Rで行われた第13回福島牝馬S(4歳上オープン、牝馬、GIII、芝1800メートル、16頭立て、1着賞金=3800万円)は、北村友一騎手騎乗の15番人気マコトブリジャール(牝6歳、栗東・鮫島一歩厩舎)が2番手から抜け出し、後続の追撃を振り切って重賞初制覇。タイムは1分47秒5(良)。
2着には1番人気のシャルール。好位を追走し、直線は大外から脚を伸ばしたが、1馬身1/4及ばなかった。さらにクビ差遅れた3着には果敢にハナを切った13番人気のオツウが粘り込み、3連単は73万円を超す波乱となった。
マコトブリジャールは、父ストーミングホーム、母マコトコーラン、母の父ブライアンズタイムという血統。北海道様似町・出口繁夫氏の生産馬で、(株)ディアマントの所有馬。通算成績は27戦6勝。重賞初勝利。鮫島一歩調教師、北村友一騎手はともに福島牝馬Sは初優勝。
優勝したマコトブリジャールはヴィクトリアマイル(5月15日、東京、GI、芝1600メートル)への優先出走権を獲得した。
◆北村友一騎手「行きそうな馬が多かったのでハナにはこだわらずに、この馬のリズム重視であの位置で走らせることに。馬は落ち着いていたのであのポジションで上手に流れに乗れたし、4コーナーの手応えも抜群でした。しっかりと脚を使って抜け出してくれたし、力のあるところを見せてくれましたね」
★16日福島11R「福島牝馬ステークス」の着順&払戻金はこちら
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